30億人が遊ぶゲームの世界:Metaのキーマンに聞く「2022年のゲーム市場」(1)

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Rick Kelley氏は、Meta・Facebook社のグローバルゲーム担当副社長として、トレンドについて独自の見解を持っている。そこで、第2回となった「GamesBeat and Facebook Gaming Summit」で、2022年のゲームに期待することを尋ねた。彼はいくつかのゲームトレンドは「重力によって地球に引き戻される」と表現した。1年前、前回のサミットで筆者はKelley氏にインタビューしたのだが、今回はMetaのグローバルゲーム担当副社長として、Facebook Gamingが感染症拡大によって得たゲームに関する最新の調査について披露してくれた。

昨年の感染症拡大時、彼は何百万人もの人々が他の活動ではなくゲームをするようになったと、ホッとした表情で語っていたのを覚えている。そしてこれらのプレイヤーはその時に経験したゲーム習慣をそのまま続け、モバイルゲームを新たな高みへと導くことに貢献してくれたという。(App Annieは、2021年にモバイルゲームが20%成長して1,200億ドルになると述べており、Facebook独自のデータも間もなく発表される予定だ)。同氏は、現在も約30億人がゲームをプレイしていると語っている。

「昨年と比較すると、その多くのトレンドが本当に持続しています。しかし、プレイ時間と消費習慣の2つは、感染症拡大前のレベルまでとはいかないものの、2020年以降に後退しているのは確かです」(Kelley氏)。

ダウンロードの量は前年比で約10%減少している。これは、人々が最初のロックダウンのときよりも可処分時間を減らしている可能性があることが一因だ。多くのゲームが延期され、市場に響いていないものもあるのかもしれない。

There are three billion gamers who are more diverse than ever.

ゲームのジャンルは変化している。モバイルゲームのダウンロード数では、ハイパーカジュアルが依然として優勢だ。しかしロールプレイングゲームや戦略ゲーム、シミュレーションゲーム、スポーツゲームなど、没入型のゲームがより伸びている。ハイパーカジュアルは、より多くのジャンルをプレイヤーに紹介し、その結果、新規プレイヤーをより熱心なプレイヤーに変えているのかもしれない。

また彼は、Take-TwoがZyngaを127億ドルで買収し、MicrosoftがActivision Blizzardを750億ドルで買収すると公表するなど、巨額の買収が行われている点も指摘している。これは、まだ今年が始まったばかりだというのに、昨年2021年全体の買収額を上回るものになっている。

「このような買収がどのような価値を生むのでしょうか?一緒になった結果、どんな新しい機会を実現できるのでしょうか?これらのことが現実のものとなっていくのを、私たちは目の当たりにしており、とてもエキサイティングです。また、新しいタイプのゲーム収益化技術、NFTの出現があります。この分野では何が起こるのでしょうか。 マネタイズの取り組みにどのように関わってくるのでしょうか。また、ゲームデザインはその多くをどのようにサポートするのでしょうか。どのようなタイプのゲームがNFTを本当に活用できるのか、また、どのようなゲームがNFTに挑戦し、初期段階では成功しないのでしょうか?」(Kelley氏)。

ゲームプレイだけでなく例えばゲームグループへの参加、ゲームビデオの視聴、メタバース活動についての話など、ゲームに関する多くの活動はすべて本当に成長していると語っている。

「VRの関心は非常に高まっています。インストールベースの成長という点では大きなものでした。2021年は本当に好調で、それが2022年に何を意味するのか、私たちはとてもわくわくしています」(Kelley氏)。

(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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