オンライン時代「会話」市場の覇権獲得に向け、GupshupがKnowlarityを1億ドルで買収

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サンフランシスコに本拠を置くメッセージングプラットフォームのGupshupは、Knowlarity Communicationsを1億ドルで買収したと発表した。Knowlarityはクラウド電話、AI搭載の音声アシスタント、音声分析システムを65カ国、6,000以上の顧客に提供するクラウドコミュニケーションサービスプロバイダーだ。

2004年創業のGupshupは、チャットボット作成サービス「チームチャット」を提供している。開発者はカスタマイズ性の高いチャットボットを30以上のチャネルで、アイデア出しからデプロイ、公開することができる。同社は、顧客向けアプリケーションにスマートさを加えることができるとしている。Gupshupは、ユーザーがプライベートまたはパブリックにショートメッセージを伝え、共有することで消費者を引き付け、リテンションを高めるよう設計されている。同プラットフォームは2021年に月間40億通以上のメッセージを扱った。

オンラインで商品を購入する消費者は、電話での会話によるメッセージングを好むという明確な調査結果が出ている。OpenMarketがミレニアル世代のコミュニケーションを調査した全米調査によると、その層はテキストに比較して圧倒的な親和性を持っている

今回の買収により、Gupshupの最前線のカンバセーショナル・メッセージング・サービスに重要な資産が加わり、音声およびビデオ・コミュニケーションにおける同社の提供サービスが充実するとともに、RCS(リッチコミュニケーションサービス)やチャットボット・メッセージングにおける同社の既存の強みが補完されることになる。

ガートナー・リサーチによると、KnowlarityはコンタクトセンターやIVRシステム、スマートボイスシステムに変革をもたらすとされる音声ベースのカンバセーショナル・エンゲージメント市場で事業を展開しており、2024年の市場規模は約180億ドルに上るとされている。

GupshupのCEO兼共同創業者であるBeerud Sheth氏は声明において「Knowlarityは音声分野での明確なマーケットリーダーです。クラウド電話とコンタクトセンターの自動化を網羅する彼らの包括的な製品群は、優れた顧客牽引力とともに、Gupshupをさらに強化することになるでしょう」とコメントしている。

今回の買収は、Gupshupが通信サービスプラットフォームのDotgoを買収したわずか数カ月後に公表された。Sheth氏は同社を立ち上げる前、フリーランス向けプラットフォーム「Upwork」を立ち上げ、2018年10月にナスダックに上場している人物だ。本取引は慣習的な完了条件を経て、2022年2月末に完了する予定だ。DC AdvisoryはKnowlarityの単独財務アドバイザーを務めた。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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