製造業向け研究開発効率化SaaS「WALL」運営、Scrum VとDEEPCOREらから1.5億円をシード調達

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「WALL」
Image credit: Supwat

製造業における研究開発・設計・生産領域において蓄積されたデータを活用し、業務プロセスの標準化を促進するプラットフォーム「WALL」を開発する SUPWAT は24日、シードラウンドで約1.5億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、Scrum Ventures と DEEPCORE など。それ以外の投資家の名前については明らかになっていない。なお、これとあわせて ABEJA 元 CTO の緒方貴紀氏が SUPWAT の技術顧問に就任したことも明らかにされた。

SUPWAT は2020年12月の創業。東京大学生産研究所などを経て、JXTG エネルギー(現在の ENEOS)やメルカリ出身の横山卓矢氏(創業者兼代表取締役)を中心に、AI を使って製造業に新しい価値を届けるツールの開発にあたっている。WALL はこれまでに包装資材メーカーのリュウグウに導入され、作業員が経験をもとに行っていた素材の混合や設計における従来の過程を過去の開発記録と照らし合わせ機械学習させ、研究開発工程の効率化が期待されている。

また、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)や東京大学生産技術研究所と共同で受託研究開発を行う、燃料水素電池社に用いられる水素タンクの設計では、SUPWAT がニューラルネットワークを用いた最適設計技術を提供することで開発プロセスを効率化。同社の独自の指標によれば、水素タンクの最適設計において、開発工数が従来方法の80分の1にまで削減できる可能性があるという。同社では知見や経験だけに頼らないメカニカル・インフォマティクスの活用範囲を広げるべく、事業を拡大していくとしている。

via PR TIMES

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