スマホ製造大手Xiaomi(小米)、EV用高電圧バッテリ開発Chilye(智緑)の18億円調達ラウンドにリード出資

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Image credit: Chilye(智緑)

電気自動車(EV)用の高電圧バッテリシステムを開発する中国スタートアップ Chilye(智緑)は、Xiaomi(小米)がリードした投資家グループから約1億人民元(約18億円)を調達した。スマートフォンメーカーの Xiaomi が EV レースに参入する最新の動きとなった。

重要視すべき理由:ポルシェの研究部門ディレクター Otmar Bitsche 氏によると、大手自動車メーカー各社は高電圧バッテリシステムを採用している。この技術は、急速充電器を使用した場合の充電時間の短縮、エネルギー効率の向上、車重の軽量化による走行距離の延長を可能にする。

詳細情報:10日の声明によると、Xiaomi の他に、プライベートエクイティ企業の Yonghua Capital(湧鏵投資)や、中国が支援する Oriza Holdings(元禾控股)などが出資した。

  • Chilye は、このラウンドで得た資金について、高電圧車載バッテリシステムの研究開発と商用製品の製造増強に使われるとしており、それ以上の詳細については明らかにしていない。
    Xiaomi は今後も、EV のサプライチェーンに関わる国内有力企業に投資を続けるだろう。Xiaomi の産業投資ファンドのパートナー Sun Changxu 氏によると、スマート EV が後押しする中国の自動車部品部門に大きな可能性を見出しているとのことだ。
  • 中国東部の蘇州に本社を置く Chilye は、複数の主流自動車メーカーを含む顧客を確保し、2022年半ばまでに年間300万台の EV に自社製品を搭載する生産能力を持つという。

背景:Xiaomi は、2024年前半に初の消費者向けEVモデルを量産する目標を掲げており、最近、EV プロジェクトを指揮させるべく、国有自動車メーカー BAIC Motor(北京汽車)の幹部引き抜きに成功した。

  • Xpeng Motors(小鵬)も高電圧技術への移行を進めており、最近、2番目の電気 SUV モデル「G9」を発表し、9月から納入を開始する予定だ。同社は、G9 が800ボルトの電気システムを採用した中国初の量産車種になるとしている。
  • Alibaba(阿里巴巴)Xiaomi の支援を受けた Xpeng は、800ボルトの電力システムと独自のスーパーチャージャーにより、わずか5分の充電で200kmの走行が可能になると付け加えている。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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