動画によるスタッフ教育SaaS「ClipLine」、16.5億円を調達しシリーズEをクローズ——累計調達額は31.5億円に

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動画を使ったクラウド OJT システム「ClipLine」を展開する ClipLine は31日、シリーズ E ラウンドのエクステンションラウンドを実施し、合計16.5億円を調達してシリーズ E ラウンドをクローズしたことを明らかにした。当該のエクステンションラウンドには、MPower Partners Fund、Axiom Asia などが参加した。同社は昨年10月にシリーズ E ラウンドの 1st クローズ、今年2月に 2nd クローズを発表しており、それに続くものだ。シリーズ E ラウンドのクローズを受け、累積調達額は31.5億円に達した。

ClipLine はサービス産業を対象とした動画による OJT サービスを2014年10月から提供。スタッフ教育などで、指導する側が店舗などに直接行かなくても双方向のやりとりで教育ができるメリットがある。吉野家などの外食企業での導入から始まり、介護事業の SOMPO ケアホールディングス、小売業では中古車のガリバーなどでの導入を経て、現在は運輸・工場など店舗を持たない多拠点ビジネスでも活用されるようになった。コロナ禍が追い風となり、2021年12月末時点で約15,000店舗、42万人に利用されている。

ClipLine では新たに調達した資金を使って、機能を拡張させ、より経営に寄り添うサービスへ進化させる。具体的には、現場マネジメントの柱となる「店長・ミドルマネジャー支援」機能の強化および導入促進に注力する。現時点では、1. 店舗運営に必要な情報をスコア化するダッシュボード機能の実装、2. 店長・ミドルマネジャーの利用シーンに即したマルチデバイスの開発 が予定されている。また、マーケティング施策および人材獲得による組織体制の強化を行うとしている。

via PR TIMES

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