ウェルネス業界向けSaaS「hacomono」運営、20億円をシリーズB調達——THE FUND、Coral Capital、ALL STAR SAAS FUNDから

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左から:矢嶋裕介氏(取締役 VP of Engineering)、工藤真氏(取締役 CTO)、 蓮田健一氏(代表取締役)
Image credit: Hacomono

フィットネスクラブ・公共運動施設・スクールなどウェルネス産業向けの会員管理・予約・決済 SaaS「hacomono」を開発・提供する hacomono は2日、シリーズ B ラウンドで20億円を調達したと発表した。このラウンドは THE FUND(シニフィアンとみずほキャピタルが共同で運営)がリードし、Coral Capital と BEENEXT の ALL STAR SAAS FUND が参加した。ALL STARS FUND は、hacomono(当時の社名は、まちいろ)のシードラウンドシリーズ A ラウンドに続く出資。

今回の調達とあわせ、2022年3月1日に ALL STAR SAAS FUND マネージングパートナーの前田紘典氏、シニフィアン共同代表で THE FUND 共同運営者の村上誠典氏が hacomono の社外取締役に就任した。

hacomono は月謝で運営する店舗の入会や予約、各種決済、会員管理など一連の手続きをまとめたクラウドサービス。フィットネスクラブを運営する上で必要な紙の手続きなどを効率化し、スタッフの業務量を削減する。2019年3月にスタートしたサービスの導入店舗数は今年2月時点で1,100以上、同サービスを通じた毎月の決済金額の合計は10億円を超えた。フィットネス業界においては中小向け SaaS はレッドオーシャンながら、hacomono は大型チェーンにも対応できるため、業界売上位社に導入されている点が特徴だ。

hacomono は、会員管理や予約・決済にとどまらず、CRM や MA、店舗における HRTech ツールなどとも連携し、リアル店舗のための ERP を目指すことを明らかにしている。コロナ禍で店舗の非対面運営が求められる時代背景が、サービス普及の追い風になっている中、全国に5万ヶ所以上ある公共運動施設のデジタル化も視野に入れる。また、当初からターゲットに掲げている、エステ、整骨・接骨院など、月謝制店舗全般へのマーケティングを強化する見通しだ。

via PR TIMES

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