広島県、スタートアップ支援プロジェクトを立ち上げへ

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左から:広島県知事の湯﨑英彦氏、東京大学大学院工学系研究科教授で産学協創推進本部副本部長の各務茂夫氏
Image credit: 広島県

<22日正午更新> 広島県によれば、リバネスと Beyond Next Ventures は本プロジェクトの協力企業ではないとのこと。該当箇所を訂正線で削除。

広島県は16日、東京都内で記者会見を開き、スタートアップ企業向け新プロジェクト「ひろしまユニコーン10」を立ち上げると発表した。

広島県内外の企業や組織の協力を得て、80億円規模の資金、10のサポートメニューを提供する。広島県では今後10年間で、ユニコーン(時価総額10億米ドル以上の規模のスタートアップ)を10社輩出したいとしている。

10のサポートメニューは、次の通り。

  1. パートナー探しをアシスト!
  2. 実証フィールドをアシスト!
  3. スモールスタートをアシスト!
  4. 更なる急成長をアシスト!
  5. 資金獲得に向けた発信をアシスト!
  6. 環境・エネルギー/カーボンリサイクル分野への進出をアシスト!
  7. 健康・医療関連分野への進出をアシスト!
  8. 海外ビジネス展開をアシスト!
  9. 広島県への企業移転をアシスト!
  10. スタートアップフレンドリー!

この日は、広島県知事の湯﨑英彦氏、東京大学大学院工学系研究科教授で産学協創推進本部副本部長の各務茂夫氏、リバネス 代表取締役 グループ CEO の丸幸弘氏、Beyond Next Ventures 代表取締役社長 伊藤毅氏、経済産業省 新規事業創造推進室長 石井芳明氏が登壇した。

協力企業のうち、リバネスは環境・エネルギーやカーボンリサイクル分野、Beyond Next Ventures は健康・医療関連分野の成長支援を行う。

湯崎氏は通産省官僚時代にシリコンバレー VC の Ignite Group に出向、また、ADSL プロバイダのアッカ・ネットワークスの創業メンバーでもあるなど、起業家としての一面も持つ(アッカ・ネットワークスはその後、イーアクセスに買収され、イーアクセスはワイモバイルに買収された)。

地方自治体のスタートアップ支援は増えつつある。都道府県レベルでは昨年、愛知県がスタートアップ・エコシステム拠点形成プロジェクト「Aichi-Startup」を立ち上げ、2024年をメドに名古屋市内にスタートアップ拠点「ステーション Ai」が開設される準備が進められている。

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