三井不動産/ShareTomorrowとNearMeが連携、「タクシー相乗りサービス」で協業開始

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

三井不動産と、三井不動産の社内ベンチャーで MaaS などのサービスを展開する ShareTomorrow、移動のシェアリングサービスを展開する NearMe は協業を開始すると発表した。三井不動産と ShareTomorrow が提供する街を中心とした MaaS と周辺サービス「&MOVE」と、NearMe が先月開始したタクシー相乗りサービス「nearMe.Town」で連携する。具体的には、「&MOVE」の MaaS アプリとして使われている「Whim」を通じて、ユーザに nearMe.Town を移動手段の選択肢として提示する。


Whim ではこれまで、タクシー、カーシェア、シェアサイクル、アーバンドック ららぽーと豊洲の送迎サービスとして運行している無償のシェアード・シャトルが利用できたが、ここに nearMe.Town が加わることで、同サービスが展開されている中央区、千代田区、港区、江東区では、タクシーを使った有償のシェアード・シャトルが利用可能となる。なお、利用の際には、乗車前日の18時までに Whim アプリでの事前予約が必要。朝7時(乗車)から夜22時(降車)まで利用できる。

nearMe.Town は、AI を活用したルーティング最適化により、出発地や目的地が近い利用者をマッチングすることで、1人で乗る場合に比べ最大5割ほど安くなる。運営は NearMe と協力関係にあるタクシー会社が行い、NearMe は手数料を得る。NearMe は旅行業免許を有し、旅行商品という形でサービスを運用している。国土交通省は昨年11月、他人同士のタクシー相乗りを全国で解禁。これを受けて、NearMe は nearMe.Town を今年2月に開始していた。

弊社はデジタルを活用した不動産サービスの提供を通じて、ハード・ソフト両面で街をより便利で快適にしていきたいと考えています。モビリティサービスはその手段の一つとして、コロナ禍で多様化したライフスタイルに応えるべく実証を進めています。

今回の連携を通じ、街中にある様々な課題や潜在需要に対する相乗りサービスの可能性を探り、ユーザーに「いい街だ」と思ってもらえるような顧客体験を作っていきたいと考えています。(三井不動産 ビジネスイノベーション推進部 主事 門川正徳氏)

ニアミーは今まで空港送迎サービスを2年以上にわたり運営してきましたが、昨年11月に解禁されたタクシーの相乗り制度を活用したサービスである「nearMe.Town(ニアミー タウン)」を日本で初めて実現いたしました。

今回三井不動産様と組むことで、より多くの皆様にこの新しい移動手段を提供できると考えております。アフターコロナを見据え、環境に優しい新しい移動スタイルを日本全国に展開していきます。 (NearMe 事業開発&マーケティング Director 真弓聖悟氏)

商業施設を中心とした MaaS サービスは、来訪客にとっては、荷物が多く・重くなるのを気にせず買い物できるメリットがある。実際にサービスを提供するタクシーにとっても、複数人の乗客を一つの出発地から運ぶことができ効率が良くなる可能性が高い。NearMe は年内にも nearMe.Town のサービスエリアを東京都23区全域に拡大する計画で、Whim を通じた三井不動産/ShareTomorrow との協業サービスも、同様にエリア拡大されることが期待される。

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