自動・遠隔制御ロボット開発のTelexistence、ニチレイロジグループやセンコーと物流施設での実証実験を開始

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

自動・遠隔制御ロボットを開発する Telexistence は、ニチレイロジグループやセンコーと共同で、物流オペレーションの開発を目的とした実証実験を開始した。第一段階として今月、ニチレイロジグループの物流施設の冷蔵エリアで、Telexistence のロボットによるカゴ台車への混載積み付けを行う実証実験を実施した。2022年秋頃には、センコーの大手小売業向け物流施設で実証実験を予定している。


ニチレイロジグループは、今回の実験を通じて、冷蔵エリアに配置されたロボットを、人間が事務所から遠隔操作(移動・作業)することで、物流センター作業におけるリモートワークとストレスフリーな作業環境構築の可能性を検証する。センコーは Telexistence のロボットは移動が容易であることから、時間帯や業務の都合に合わせて移動出来ることで、ロボットの稼働時間が飛躍的にアップし、さらに遠隔操作で人が常時監視することで、トラブル時の迅速な対応も可能になることを期待している。

Telexistence は、東京大学名誉教授の舘暲(たち・すすむ)氏によるテレイグジスタンス(遠隔存在)の研究をもとに、現在、代表取締役を務める富岡仁氏が2017年に共同創業したスタートアップだ。

同社は2021年10月、新型ロボット「TX SCARA」を開発しファミリーマート店舗に導入、独自 AI システム「GORDON」を搭載した同モデルは、バックヤード内での飲料補充業務を人に代わって行う業務の自動化を実現した。物流分野では、物流世界大手 GLP の日本法人の子会社モノフルから出資を受け、物流施設業務向けの拡張労働基盤(Augmented Workforce Platform、以下、AWP)の開発と商用運用や社会実装に取り組んでいる。

Telexistence は2019年、KDDI∞Labo のアクセラレータープログラム第12期に採択された。また、KDDI Open Innovation Fund(KOIF)は、Telexistence のシリーズ A1 ラウンド(2018年12月)とシリーズ A2 ラウンド(2021年6月)に出資している。

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