Ant Group(螞蟻集団)、東南アジアの決済プラットフォーム「2C2P」の過半数株主に

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フィンテック大手 Ant Group(螞蟻集団)、は、東南アジアでのデジタル決済の普及を促進するために、シンガポールを拠点とする決済プラットフォーム「2C2P」の大株主となる予定だ。

2C2P 創業者兼 CEO の Aung Kyaw Moe 氏
Photo credit: 2C2P

今回の提携により、2C2P の加盟店は Alipay+ に接続され、現在250ある Alipay+ の決済オプションに、より多くの電子ウォレットや現地決済手段が追加されることになる。これにより、加盟店はより広い地域で、世界中の10億人以上の消費者とつながることができる。

また、シンガポールを拠点とする 2C2P は、グローバルな加盟店網の拡大と技術・商品力の開発を計画している。

Alipay+ は、グローバルなクロスボーダーのデジタル決済およびマーケティングプラットフォームで、企業、特に中小企業がモバイル決済を処理し、地域および世界の消費者にリーチできるよう支援する。Alipay+ がサポートする電子ウォレットは、Touch ‘n Go、KakaoPay、GCash、Alipay HK などだ。

一方、2C2P は、e コマース、金融サービス、航空、旅行、接客、小売など、さまざまな業種の加盟店に対して、支払受付、発行、支払などのフィンテック・サービスを提供している。

2C2Pの創業者兼 CEO Aung Kyaw Moe 氏は次のように述べている。

Ant Group との補完的なパートナーシップにより、2C2P はより多くの加盟店とつながり、当社の国際展開戦略を進める上で有利な立場に立つことができる。

2C2P は2021年7月に ShopeePay と提携、東南アジアの5つの市場(インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン)をカバーする 2C2P の加盟店ネットワークの決済オプションとして 2C2P を利用できるようにしている。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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