再利用可能ロケットと複合材製容器開発のSPACE WALKER、個人投資家らから5.5億円をシード調達——累計調達額は12億円超に

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Image credit: Space Walker

再利用可能なサブオービタルスペースプレーン(弾道軌道での飛行船、有翼式再使用型ロケット)の設計・開発、運航サービスを開発する SPACE WALKER は3月31日、シードラウンドで5.5億円を調達したと明らかにした。出資者は主に個人投資家とされており、具体的な名前は明らかにされていない。

これは SPACE WALKER にとって、2019年10月に実施した調達(ラウンドは不明、3.7億円を調達)、2020年6月に実施したプレシードラウンド(1.55億円を調達)、2020年11月に実施したプレシードのエクステンションラウンド(約1.4億円と推定)に続くものだ。今回ラウンドを受けて、これまでの累計調達額は12.16億円に達した。

SPACE WALKER は東京理科大学発の宇宙スタートアップ。宇宙開発で培われた技術をもとに、昨年7月には複合材事業を立ち上げた。同社が開発した複合材製容器は、ロケットや人工衛星等のヘリウムガス・窒素ガス搭載用タンクや月面開発における水素ガス・酸素ガス貯蔵・移送用タンクとして開発、そして地上においては将来的に水素ステーション、カードル、トレーラーなど超高圧水素ガス貯蔵・移送用タンクや次世代モビリティ搭載用タンクへの利用も期待されているという。

SPACE WALKER では調達した資金を使って、サブオービタルスペースプレーンの技術実証、商用機開発、複合材事業への設備投資、これらに伴う人員強化、広告宣伝費等の運転資金に充てる計画だ。

また、同社は東京都と東京都中小企業振興公社による「令和3年度TOKYO戦略的イノベーション促進事業」に採択された。この採択では、「タイプ4超高圧複合容器蓄圧器の開発」を研究開発テーマに設定した。宇宙開発技術を地上へ展開し、低コストで設置・使用が可能な水素ステーション用蓄圧器(タンク)の開発を進める。

via PR TIMES

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