救急外来向け患者情報記録システム開発のTXP Medical、シリーズBで伊藤忠とUTECから15億円を調達

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「Next Stage ER」
Image credit: TXP Medical

救急外来に特化した患者情報記録・管理システム「NEXT Stage ER」シリーズを開発・展開する TXP Medical は5日、シリーズ B ラウンドで伊藤忠商事(東証:8001)と東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)から約15億円を調達したことを明らかにした。UTEC はシリーズ A ラウンドに続くフォローオン。

同社は、2017年8月、救急集中治療医でもある園生智弘氏によって設立されたスタートアップ。同社が開発する NEXT Stage ER を使えば、外来問診、救急車、ドクターカー向けの各種アプリ(音声入力を使用)から情報を取り込み、そこから電子カルテ、救急台帳、紹介状作成などあらゆる医療管理上必要となる作業へ連携が可能となる。

同社では、調達した資金を既存事業の拡大に充てるほか、医療情報の分断の解決をさらに広い領域に対して行うべく、新規事業の立ち上げ、関連事業の人材採用の強化に充てる。伊藤忠商事とは、同社グループ CRO(医薬品開発業務受託機関)のエイツーヘルスケアらと、事業シナジーが期待できるとしている。

via PR TIMES

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