East Ventures、新ファンドに5.5億米ドルを調達

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アーリーステージ VC の East Ventures は、最新ファンドの最終クローズで5億5,000万米ドルを調達した。

East Ventures のチーム
Photo credit: East Ventures

共同創業者でマネージングパートナーの Willson Cuaca 氏は、アーリーステージの案件に1億5,000万米ドル、グロースステージの案件に4億米ドルを割り当てる予定であると述べている。

また、East Ventures は、資金使途として、持続可能性の確保も狙いに掲げている。

我々はインドネシアに対して非常に強気だが、世界の市場環境にも注意を払っている。我々は10年以上にわたって強力なリターン実績を築いてきた。エコシステムのフライホイール効果(訳注:起業の連鎖を産む効果)が発揮されれば、East Ventures はそれに乗ることができる立場にある。(Cuaca 氏)

East Ventures のポートフォリオは著しい成長を遂げており、200社以上がシードステージからグロースステージに移行している。運用資産は10億米ドルを超え、ポートフォリオの年間総流通総額は860億米ドルを記録している。また、投資先企業に対して67億米ドルの追加資金を投入している。

East Ventures の最新ファンドは、既存投資家から強い支持を得ており、再投資率は120%に達している。

マネージングパートナーの Roderick Purwana 氏は、インドネシアは東南アジアで最も急成長しているデジタル経済の1つであると述べている。最近、国内最大のテック企業のいくつかが上場し、他の国内スタートアップが後に続く道を開いている。

East Ventures が最近リード出資したラウンドには、クイックコマースの Bananas への100万米ドルの出資、不動産 NFT スタートアップ Fraction への300万米ドルの出資などがある。East Ventures は、新型コロナウイルス検査キットを開発するゲノミクス技術企業 Nusantics にも投資している

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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