Skyland Ventures、50億円規模となる4号ファンドを組成——Web3領域の投資に特化へ

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Image credit: Skyland Ventures

Skyland Ventures は4月28日、Web3(Crypto・NFT・Blockchain)に特化した4号ファンドを50億円規模で組成したと発表した。この分野のスタートアップに対し、エクイティやトークンで出資する。

今回のファンドは、Skyland Ventures にとって、1号ファンド(2014年1月クローズ、5億円)、2号ファンド(2016年1月組成開始、12億円)、3号ファンド(組成時期、規模は不明)に続くものだ。PROTOCOL によれば、Skyland Venturers の2021年5月時点(つまり4号ファンドを含まない)の AUM(運用総資産残高)は23.5億円とされている。

Skyland Ventures は2012年、当時インキュベイトファンドのアソシエイトだった木下慶彦氏により設立。これまでに通算で120社超に投資している。Skyland Ventures が投資をしたスタートアップの中からは、エンジニア人材サービスの Branding Engineer が2020年7月に上場、また、VTuber グループ「にじさんじ」を運営する ANYCOLOR が今月末に上場する予定だ。

新たに組成する4号ファンドからは、音声×メタバース「Yay!」を展開する nanameue、ふるさと納税 × NFT のあるやうむ、VRNFT 制作ツールと 3D ビューア開発のゼネシス、NFT プロジェクト「NEN」展開の Pictoria、Listen to Earn アプリ「PENTA」開発の Wall of Death、NFT コレクション「Cool Girl NFT」提供の Cool Connect  への投資が既に実行済または実行合意済。

なお、これらのうち、nanameue、あるやうむ、ゼネシス、Pictoria、Wall of Death については、過去のファンドから出資に続き、4号ファンドからのフォローオンとなる。Skyland Ventures ではこれまでインターネット全般に投資を実行してきたが、4号ファンド以降は Web3 スタートアップのみを投資対象とする考えだ。

また、Skyland Ventures は同日、Infinity Ventures Crypto、Headline Asia、Skyland Ventures、増島雅和氏と共に、「J-KISS と連動したトークン付与覚書」のテンプレートを公開した。このテンプレートは、将来的にトークン発行を予定する日本国内の Web3 スタートアップが、日本国内の VC から資金調達を受ける際に使用することを想定したものだ。

via PR TIMES

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