認知能力成長支援「Edv Path」を運営するEdv Future 【Monthly Pitch!注目スタートアップ】

SHARE:

本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載

サービス概要:EdvPath(エデュパス)」は「非認知能力(ポテンシャリティー)」に着目し、生徒の主体的な学びと自律的な進路選択を実現するため、一人ひとりの非認知能力を可視化・数値化し、データとして蓄積することで生徒の成長支援を行い、最適なカリキュラムとコーチングを提案するアカデミックアドバイスソフトウェアです。非認知能力の教育効果を可視化し、AIが継続的なサポートプランを提供します。

Monthly Pitch編集部はココに注目:自己肯定感、意思決定力、コミュニケーション能力、メタ認知、やりぬく力等、学力以外のスキルを指す「非認知能力」。従来の学校のテストでは、その測定が難しいとされていますが、2021年度から中高の成績表に反映されています。受験においても総合型選抜入試(旧AO入試)が台頭し、学校における非認知能力の育成と評価は重要なミッションとなりました。しかし非認知能力には確立した測定方法がないため、教師の経験と勘頼りになり、教育効果が見えないという問題点があります。その問題を解決するために開発されたのが EdvPath です。日本には直接的に学力を上げるサービスはあっても、非認知能力を育て学習効果を高めるサービスは多くありません。その間隙を Edvpathが狙います。

詳細:近年、中学校や高校で通知表の評価方法が変更になっている。従来の学力のみでなく、学びに向かう力・思考力・判断力・表現力など、見えない力の評価が義務化されるようになったのだ。また、見えない力を育成するために、新しい授業が必須科目となっている。そのため、学校では評価設計に活用するための教育効果を測るデータが必要になっている。

しかし、こうした教育効果については測定方法が無いため、教師の経験と勘に頼っているのが現状で、十分に可視化できていない。Edv Future が開発した「EdvPath」は教育効果を可視化する技術で、教育効果の測定、測定したデータをもとに改善・育成、また、継続的な AI によるサポートを提供する。教育効果の可視化により、学校・教員・生徒がメリットを得られる。

Edv Future では今後、パーソナルデータを AI 化することにより、EdvPath を学力向上や進路支援などに活用できる、アカデミックアドバイスソフトウェアとして成長させる計画だ。一人一人の人生の意思決定をサポートできる存在にしたいとしている。同社は現在、シードラウンドでの資金調達中だ。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する