研究と健康をつなげるORKA、イグジットまもない2人の連続起業家からエンジェル資金を調達——D2C事業を来年ローンチへ

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ORKA ホールディングス創業者で代表取締役の神谷卓宏氏
Image credit: ORKA Holdings

東京を拠点とするヘルスケア関連スタートアップの ORKA ホールディングス(以下、ORKA と略す)は10日、エンジェルラウンドで資金調達を実施したことを明らかにした。調達金額は不明。このラウンドには、⻘柳和洋氏と近野孝大氏が参加した。2人は出資と共に、ORKA の非常勤取締役に就任したことも明らかになった。

⻘柳氏はスタートアップスタジオや大企業向け事業創出・DX(デジタルトランスフォーメーション)支援などを展開するイグニション・ポイントの創業者で、先月、電通グループへの売却でイグジットを果たしている。また、2019年には、自身の苗字にちなんだ「BlueGoats Capital」というファンドを立ち上げ、スタートアップへの投資を本格化することを明らかにしていた。

近野氏は、福祉事業所向け介護保険請求 SaaS を開発・提供するプラスワンソリューションズの創業者だ。今年3月、障害者向け就労支援や教育事業を展開する LITALICO に事業を売却(売却額は11.9億円)、青柳氏と同様にイグジットしたことが明らかになっている。2人のエンジェルの資本・経営の参画を受けて、ORKA では新規事業となる D2C プロダクトの開発を始める。

ORKA ホールディングスのオフィス玄関
Image credit: ORKA Holdings

ORKA は、「運動療法が生体反応に与える影響」をテーマに、生理学研究に従事してきた神谷卓宏氏によるブートストラップモードのスタートアップだ。神谷氏は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了後、京都大学大学院人間・環境学研究科細胞生物学・生命科学研究室で生理学研究に従事。このテーマを民間事業として展開すべく、大学の倫理委員会から許可を得て ORKA を設立した。

ORKA では、病院などからバイオマーカー検査の解析受託の事業を展開しているほか、2019年には中目黒で科学に基づいたパーソナルトレーニングジム「ORKA GYM」を開設し、ヒトの脳波、超音波(エコー)による画像解析や栄養検査などを会員にフィードバックするサービスを提供している。「健康になるためのアプリ」の開発では、経済産業省の事業再構築補助金の卒業枠に採択された。

ORKA は今後、エンジェル資金を投入する形で D2C のヘルスケアプロダクトを開発する計画。神谷氏がこれまで研究していたテーマを元にした健康になるための製品ということだが、具体的な内容は現時点で明らかにできないということだった。今後、製品としての完成度を高め、年内にプロトタイプの完成、来年のローンチを目指すとしている。

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