医師向け臨床知見コミュニティ「Eventomy」運営、OIST Lifetime Ventures Fundからプレシード調達

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「Eventomy(イベントミー)」
Image credit: Quotomy

医師向け臨床知見コミュニティを運営するクオトミーは3日、プレシードラウンドで OIST-Lifetime Ventures Fund から資金調達したと発表した。このラウンド単体での調達額は不明。クオトミーの創業以来の累積調達額は7,800万円に達した。クオトミーでは調達した資金を、医師の自己研鑽のための新プロダクト「Eventomy(イベントミー)」の構築とマーケティング活動に充当する。

クオトミーは整形外科医の大谷隼一氏により2017年12月に設立。医師が論文読んだことを可視化する「Quotomy」を2020年8月にローンチ、実名参加型の医学知見共有サービスとして運営してきた。医師の専門性や病院の役割が高度化・細分化され、医師や病院の持つ臨床や知見に偏りが生じる中、医師の自己研鑽を支援することを目的として5月末に Eventomy をβローンチした。

Eventomy は、点在している医師向けの学会や講演会、勉強会などのイベント開催情報を集約し、専門性にピッタリのイベントや仲間との出会いを創出するサービス。 医師は本サービスの利用により、専門領域の知見を深めるだけでなく、専門性の近い医師との交流を気軽かつ安全に楽しむこともできる。

今回出資した OIST-Lifetime Venture Fund は、先月、ライフタイムベンチャーズ(LtV)と沖縄科学技術大学院大学(OIST)が連携し組成を発表したファンド。Health & AgeTech、Future of Work、Cross-border Japan、Sustainable Living、Blue Economy の各分野で、ディープテックソリューションの創出を目指している。

via PR TIMES

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