仮想通貨市場にとって最悪の一週間——仮想通貨企業でレイオフも、Web3向け投資は続く

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CC0 Public Domain Image by Axel Castillo via PXHere

<ピックアップ> The crypto industry just had one of its worst days ever — Here’s what happened

先週は仮想通貨市場が最悪の一週間を過ごした。ビットコインの価格は1万8,000米ドル台にまで、また、イーサリアムも900米ドル台にまで下げた。昨年11月のピークに比べ70%以上下落したのだ。豊富な市場流動性で維持されていた仮想通貨市場は、アメリカ連邦準備制度が攻撃的な金利引き上げに乗り出し、市場流動性が減少し大きな打撃を受けている。

テラの影響で始まった市場の悪材料も相次いでいる。仮想通貨貸出企業 Celsius は大規模な引き出しに遭って全引き出し取引を中断、仮想通貨ヘッジファンド Three Arrows Capital も市場急落で破産直前まで追い込まれた状態だ。仮想通貨企業は解雇のニュースを伝えている。仮想通貨取引所 Coinbase は実績悪化で職員18%を解雇し、BlockFi と Crypto.com はそれぞれ社員の20%と5%を解雇した。

暗鬱な状況の中で希望的な話を探してみると、現在も人材採用が続いているということだろう。Binance(幣安)CEO の Changpeng Zhao(趙長鵬)氏は、スーパーボウルの広告を断るのは容易ではなかったとしながらも、2,000人の採用を計画しているとツイッターを通じて明らかにした。好況期にスーパーボウルの広告枠を埋めたのは仮想通貨企業だった。Binance と共に Ripple も数百人を雇用する計画を明らかにした。

今回の低迷期が以前と異なる点の一つは、危機の仮想通貨企業が独自 VC を保有し、投資を同時にしている主体だということだ。Binance Labs(幣安実験室)は Web3 スタートアップに投資するために5億米ドルファンドを組成、仮想通貨取引所 FX 傘下の FX Ventures は20億米ドルの資金を用意した。Coinbase は解雇を発表したが、Coinbase Ventures は投資を続けており、こういった点は過去の事例と異なる。

しかしながら、市場沈滞化は長期化するという展望がもある。New York Times は仮想通貨市場がドットコムバブル崩壊を連想させていると言い、専門家は流動性が縮小され、ビットコイン価格が1万米ドル以下に下がる可能性があると診ている。

via CNBC

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