〝現代版どこでもドア〟開発のtonari、4.5億円をプレシリーズA調達——リアルテックファンド、One Capitalから

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「tonari」
Image credit: tonari

2つの空間と空間をつなぐ次世代遠隔コミュニケーションサービス「tonari」を開発する tonari は8日、プレシリーズ A ラウンドで約4.5億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、リアルテックホールディングスが運営するリアルテックファンドと、One Capital。tonari にとっては、2020年11月に発表したエンジェル・シードラウンドに続くものだ。One Capital は前回ラウンドに続くフォローオン。累積調達額は約7.9億円に達した。

tonari は2018年に Google の元プロダクトマネージャーの Taj Campbell 氏とエンジニアの川口良氏により創業(創業時のプロダクト名は Continuum、社名は WorkAnywhere)。現在は14名の多国籍で経験豊富なメンバーで構成されている。離れた2拠点をシームレスに繋げる等身大の映像システムを自社開発し、自然に目線が合う仕組みや、クリアな音声、低いレーテンシーにより、スムーズで臨場感のある空間を作り上げる。職場や教育などの空間を常時接続でつなげ、自然なコミュニケーションや共同作業を可能にする。

tonari は2020年から法人向けに販売を開始した。同社は今年 BRIDGE が開催した「BRIDGE Tokyo 2022」に先立ちスタートアップを讃えるリスト「INTRO Showcase」に選ばれ、この際のコメントで

tonari を2022年に本格的に販売を開始する予定だとしていた。同社では今回調達した資金を使って、開発・製造・販売体制の強化、人材採用による組織体制拡大、シンガポール進出を図るとしている。

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via PR TIMES

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