マンガ翻訳のMantra、1.5億円を調達——集英社、東大IPC、DEEPCOREらから

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Mantra の皆さん
Image credit: Mantra

マンガに特化した多言語翻訳エンジン「Mantra Engine」、法人向けサービス、英語学習アプリ「Langaku」などを開発・提供する Mantra は28日、直近のラウンドで約1.5億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドに参加したのは、集英社、東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)、DEEPCORE、コンコードエグゼクティブグループ、ツクリエ。Mantra にとっては、2020年6月に実施した約8,000万円の調達に続くものだ。DEEPCORE は前回ラウンドに続くフォローオン。

Mentra は2019年、東京大学出身スタートアップの SXSW 出展支援プログラム「Todai to Texas」に採択。その後、Mantra は法人として設立され、同じ年、東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)の起業支援プログラム「1st Round」第1期の支援先スタートアップに採択された。2021年には、AI 翻訳エンジンの開発で DNP との協業が発表されている。また、2020年、集英社のアクセラレータプログラム「マンガテック2020」に採択されており、今回の集英社からの調達はこれを受けてのものだ。

Mantra では、マンガテック2020への採択を受け、集英社の協力を得て開発していた Langaku を先月正式ローンチした。Mantra によれば、Mantra Engine は、出版社、翻訳会社、マンガ配信事業者など10社以上に導入され、月間20,000ページ(単行本換算で約100冊分)以上の多言語化に貢献しているという。また、Langaku は正式ローンチ初日に App Store の「教育」カテゴリで1位を獲得した。

Mantra では調達した資金を使って、Mantra Engine と Langaku のユーザ体験を向上させるための採用強化、両サービスの基盤技術であるマンガに特化した自然言語・画像処理技術の研究開発を強化するとしている。

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via PR TIMES

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