ブライダルの DX 推進・システム開発を行う TAIAN は28日、シードラウンドで約8,200万円を調達した。このラウンドに参加したのは、ジェネシア・ベンチャーズ、ANRI、大杉真氏（弁護士、個人投資家）。ラウンドステージは不明だが、シードラウンドと推定される。これは TAIAN にとって、昨年11月に実施したプレシードラウンドに続くものだ。同社はプレシードラウンドの調達金額を明らかにしていないが、今回の調達を受けて、累積調達額が1億円を超えたことを発表している。

TAIAN は2020年6月に設立（設立時の社名は Concept Marry）。同年10月にお祝い特化の CRM「Oiwaii（オイワイー）」、2021年8月に Web 招待状・席次表の「Concept Marry（コンセプトマリー）」を立ち上げた。結婚式運営会社は、Oiwaii を使うことで結婚するカップルの情報管理、結婚式に参加したゲストの管理、挙式終了後のメールマーケティングなどが行える。また、管理を全て自動化することで、プランナーには新規顧客の対応などのための時間創出が可能になる。

Oiwaii は Concept Marry と連携をしているため、通常のマーケティングツールでは回収できないゲスト情報まで集めることが可能だ。結婚式運営会社は、併設するレストランへの来店促進や未来の顧客獲得のためにこれらの重要なデータを活用していくことができる。営業開始から約1年半で全国約100式場で導入されているという。同社では今回調達した資金を使って、ALL IN ONE プラットフォームサービスを提供するための、さらなるサービス拡張やそれに伴う人員拡充を行うとしている。

via PR TIMES