副業はOKにしていますか?/GB Universe総研

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本稿は独立系ベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインが運営するサイト「GB Universe」掲載された記事からの転載

グローバル・ブレインが運営するGB Universeからの出張特集「Universe総研」では、働き方やライフスタイルとの両立、お金のことなどスタートアップ・カルチャーに関する情報をみなさまにお聞きして、参考になる情報をまとめていきます。

今回のアンケートは「副業」についてです。新しい・多様な働き方が広がる中、スキルや経験を広げるきっかけになると言われる一方、本業への影響も気になるところです。みなさんはどのような対応をしているのでしょうか。

Q.副業はOKにしていますか?


副業は回答いただいた全てのスタートアップで「OK」という結果がでました。中でもRevCommでは副業どころか「自分の会社を経営しているものが複数いる」というお話があるなど、スタートアップらしい側面が出たかもしれません。

副業を認める理由のひとつに採用メリットがあります。いきなりフルタイムで飛び込んでくるよりも、カルチャーやスキルフィットを確かめるためにまずは「おためし副業から」というケースもよく聞くようになりました。

「Bizdevには前職で正社員をしながら個人事業をやっているなど、起業家精神や事業への当事者意識が高い方の採用につながりました。また、副業や複業をはじめたい大手出身の方の採用や面談につながっています」(justInCaseTechnologies)。

そしてこの採用と同様に副業のメリットとしてよく挙げられる効果がスキルアップの手段としての側面です。同じくjustInCaseTechnologiesではエンジニアならではの悩みとして習得したい開発・言語環境のカバーができる点を挙げられていました。

「エンジニアでは、当社で使っていない技術(例えばGoやRust)を副業先で使うことができるので、当社に興味があるが使いたい技術が使えない、というときに副業でカバーする選択肢も検討いただけるようになりました」。

さらに開発技術だけでなく、本業に近いところでの経験を積めるという点で、ファーメンステーションの副業は興味深い回答です。

「ファーメンステーションは東京と岩手に拠点があり、東京メンバも多様な経験を積むことにもなるという趣旨で副業をOKとしていますが、岩手メンバは家業が農業であるメンバもおり、実際に農業法人の代表理事を副業として兼務している者もおり、副業の形も多様です」。

スタートアップの働き方アンケート「副業」についてお届けしました。次回は各社の「子育て支援」について取り上げる予定です。

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