
Image credit: Upsider
法人向けカード事業を展開する UPSIDER は、2022年5月に実施したシリーズ C ラウンドのエクステンションラウンドとして、みずほキャピタルと SMBC ベンチャーキャピタル(SMBC VC)から資金調達したことを明らかにした。この2社からの調達金額は明らかにされていない。シリーズ C ラウンド全体で見ると、三菱 UFJ キャピタルからの調達とあわせ、3大メガバンク系の VC 全てから調達したことになる。
UPSIDER は、スタートアップなどこれまで十分に法人カードを利用してこなかった企業に対して、企業のステージや規模に関わらず高い利用限度額を提供。また、カード決済後、即日で管理画面から利用明細を確認できるほか、会計 SaaS などとの連携により、会計処理や支払管理などの財務や業務の課題を包括的に解決できるサービスを提供する。4月末には、クレジットカードでは通常支払えない取引先に対し、クレジットカードの与信枠を使って支払ができる「支払い.com」をクレディセゾン(東証:8253)と立ち上げた。

経費精算の分野では、クラウドキャストが先週、三井住友信託銀行の「SuMi TRUSTイノベーションファンド」から資金調達したことを明らかにしている。法人カード「paild」を展開する Handii は4月、GMO あおぞらネット銀行と提携し、ネオバンク的な戦略を明らかにした。「経済活動のデジタル化」を標榜する Layer X は法人支出管理に参入、「バクラク」に経費精算機能の追加と法人カードの発行を始めると明らかにした。経費精算などの TOKIUM は4月、35億円の資金調達を発表した。
海外に目を転じると、経費精算分野の世界的なユニコーンとしては、アメリカの Brex や Ramp、デンマークの Pleo、フランスの Spendesk、ブルガリアの Payhawk、中国の Fenbeitong(分貝通)などがある。
via PR TIMES
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