グローバル・ブレインがシード支援プログラム「XLIMIT」開始、300社以上の大手企業ネットワークなど強みに

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ニュースサマリ:独立系ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレインは8月5日、アクセラレーションプログラム「XLIMIT」の開催を伝えている。対象となるのはシリーズAラウンド(A種株式による第三者割当増資)を実施していない法人格を持った(もしくは設立予定の)チームで、それ以外の資金調達条件については不問。採択された企業はプログラムへの参加および最終結果を披露するDemoDayへの参加が必要となる。

プログラムを完了した企業には株式による1,000万円の出資も実施される。なお、出資の条件は直近の資金調達ラウンドと同条件、もしくはJKISSをベースにした新株予約権(転換時に30%のディスカウント、バリュエーションキャップなし)を企業側で選択できるようになっている。詳細な条件は規約に記載されており、プログラムの募集期間は9月11日まで。9月末までの選考期間を経て10月から12月末まで実施される。事前説明会は8月16日と24日の2回を予定。

話題のポイント:みっちりとメンタリングするY Combinatorタイプのアクセラレーション・プログラムは久しぶりかもしれません。XLIMITを担当するグローバル・ブレインパートナーの都虎吉(HOGIL DOH)さんに内容をお聞きしました。ちなみに都さんの前職はZ Venture Capitalで、LINE Venturesと合併する前のYJキャピタル時代に取締役COOとしてファンド組成および社内評価の仕組み整備など、投資以外にも立ち上げに関わる業務を担当されていた人物です。

さらにその前に在籍していた楽天では、楽天ベンチャーズ(現在は楽天キャピタル)の立ち上げや出資業務、市場事業では楽天市場でお馴染みになっているポイント倍増プログラムの企画に関わるなど、長年に渡って事業・投資両面で経験を積んできた経歴があります。今回、グローバル・ブレインではシナジー投資とはまた異なる企業成長活動に関わりたいと移籍し、今回のプログラムの立案に手を挙げたというお話でした。

参加を考える上でポイントになるのがメンタリングのメニューです。都さんに話を聞いたところ、最初の段階で実施する内容はシリーズAに向けたかなり実務的な内容にするとのことでした。概論的な話より個別最適が必要な箇所なので、主にはグローバル・ブレインの支援チームが担当するそうです。

外部のメンタリングメンバー(一部)

実はグローバル・ブレインは投資実行するキャピタリスト以外にバリューアップなどを支援するチームがあります。この人数が25名(今日時点でのサイト掲載人数・Value Up、Biz Dev、CVC Support、IP Strategy、PR、IPO Strategy、M&A、HR、IR、Legal)もいらっしゃるんですね。※ちなみに情報開示含めてお伝えするとBRIDGEではPRチームのみなさんと協力してGB Universeの連携を実施しているのですが、そこでのインタビューでもこの支援チームのみなさんの取り組みをお伝えさせていただいておりました。

詳細は個別記事などを参照いただきたいのですが、本当にスタートアップの中に入り込んで仕事をされています。企業の評価を上げるのが彼らの仕事なので、当たり前ですが真剣です。

また、このようにしてある程度の計画が固まったチームには、今回参加する他のベンチャーキャピタリストや、ネットワークする300社以上の大手企業とのネットワーキング機会が提供される予定です。都さんも説明してくれていましたが、特にキャピタリストとの面談は、絶対的な答えがない世界の中で大変重要です。

相性もありますし、それぞれが違った視点で意見を伝えてくれるので、できるだけ機会を持った方がよいワケです。また、大企業のコミュニケーションでは、潜在顧客として、また提携や資本関係のポテンシャルパートナーとして話ができるのでこれもまた大きな可能性に繋がるのではないでしょうか。

なお、テーマとなる領域に「Web3」があったので、どういう方針かお聞きしたところ次のようにコメントをくれました。

「Web3に詳しいキャピタリストによるメンタリングやオフィスアワーなどは準備をしております。また米国でWeb3領域に特化して活動しているグローバル・ブレインのキャピタリストによる支援も提供してまいります。XLIMIT(クロスリミット)は、採択企業に対して原則資金提供を行いますが、Equityによる出資になります」(都さん)。

採択企業のお披露目は年次のGBAF(グローバル・ブレイン・アライアンスフォーラム)のステージにて実施されるそうなので、どういう顔ぶれが揃うのか期待して待ちたいと思います。

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