衛星データ解析プラットフォーム「Solafune」

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本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載

サービス概要:人工衛星が取得する地球の観測データを利用するアルゴリズムの開発と提供をする「Solafune」。Solafune では衛星データ解析のアルゴリズム開発をオンライン競技化し、衛星データをオープン化します。その手順は以下の通り。

・データセットをオンラインで公開
・世界中から解析結果を収集、自動評価、スコアリング、
・優秀なアルゴリズムを抽出してソースコードを買い取る

買い取ったアルゴリズムは社内で調整して API 化して公開。解析するデータ容量に応じて、企業は課金します。

Monthly Pitch編集部はココに注目:人工衛星は小型化や打ち上げコストの低下の影響もあり、近年急激にその数が増加。人工衛星には光学センサや降雨レーダー、高度計などさまざまなセンサーがついており、陸空海、地球のデータを解析しています。

しかし衛星データは、活用コスト、エンジニアの人件費、年単位の時間などの利用コストが重なり、簡単には利用できません。その問題を Solafune はオンライン競技化することで解決。既に「SARデータを使って衛星データで水害査定のデジタル化」「超解像度化 AI 開発」といった事例が登場しています。

詳細:Solafune は2020年5月、アメリカ・カリフォルニア州の大学で数学を専攻し、ソフトウェアエンジニアやベンチャーキャピタリストの経験を持つ上地練氏により創業。「世界中のエンジニアをいかに巻き込むか」「世界規模の課題が解決できるか」という2つの視点から、この事業を選んだという。機械学習やデータサイエンスの分野で、コンテスト形式のアルゴリズム発掘プラットフォームとしては「Kaggle」が有名だが、衛星データという、ポテンシャルが高くペインの多い分野に特化することで差別化を図っている。

これまでに「衛星画像から空港利用者数を予測」「夜間光データから土地価格を予測」「市街地画像の超解像化」という3つのコンテストが開催された。Solafune はこうしたコンテスト開催などの機会を通じて、優秀なアルゴリズムを発掘し、そのアルゴリズムやソフトウェアを企業にライセンスすることでマネタイズする計画だ。地球上のあらゆる事象をソフトウェア化するために衛星データを活用するという壮大なビジョンを描いており、2021年には、East Ventures と ANRI から資金調達した(調達額非開示)。

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