複数SaaSと自社製品をノーコードでデータ連携、「datable」が正式ローンチ——2.25億円をシード調達

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Image credit: Datable

SaaS のインテグレーション開発を支援する Datable は14日、シードラウンドで2億2,500万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ALL STAR SAAS FUND、mint、名前非開示の個人投資家複数。同社では、調達した資金をプロダクト開発、採用・組織体制の強化に充てるとしている。

Datable は、楽天でのエンジニア勤務を経て、これまでに複数のスタートアップで CTO や技術顧問を歴任した高松智明氏により2020年2月に創業。B2B SaaS 企業が自社プロダクトと SFA/CRM など複数のツールと簡単に連携し、スムーズな運用を可能にする「datable(データブル)」を開発している。今回の調達発表とあわせ、datable は本日正式ローンチした。

企業が自社システムと SaaS、あるいは、複数の SaaS を連携する場合、API が公開されていれば、それに頼ることが可能だが、そうでなければ、何らかの開発が必要になる。一方で、SaaS の普及で先行するアメリカでは、複数の SaaS を組み合わせて使い、業務の変化に合わせて入れ替えていく「コンポーザブル」の流れが加速していて、遅かれ早かれ、日本にもこの流れはやってくると見られる。

エンジニアが不足している日本において、ノーコードで SaaS 連携ができる環境を提供することで、Datable は企業の SaaS インテグレーションの推進とコンポーザブルなシステムの実現を支援したいとしている。この分野では、iPaaS といったツールの中にも同様の機能を提供するものがある。日本では、「Anyflow」や 「HEXABASE」などがある。

via PR TIMES

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