飲食店が仕込みを頼めるアプリ「シコメル」運営、8.2億円をシリーズB調達

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「シコメル」
Image credit: Shikomel Foodtech

飲食店が仕込みを頼めるアプリ「シコメル」を運営するシコメルフードテックは7日、シリーズ B ラウンドで8.2億円を調達したことを明らかにした。このラウンドは Headline Asia がリードし、SIG Asia Investment(海納亜洲創投)、ICMG Partners、アグリビジネス投資育成、Plan・Do・See、名前非開示の個人投資家1名が参加した。

これはシコメルフードテックにとって、2021年9月に実施したラウンド(1.5億円を調達、シリーズ Aラウンドと推定)、2021年10月に実施したスマレジとの資本提携(調達金額は開示されていないが、1.2億円相当と推定される)に続くものだ。今回のラウンドを受けて、シコメルフードテックの累積調達額は約10.9億円に達した。

シコメルフードテックは2019年12月、⼤学在学中に⾷品卸・加⼯業の⻄友フーズを創業した西原直良氏(代表取締役 CEO)と、リクルートを経てアントレの取締役を歴任した川本傑(すぐる)氏(取締役 COO)により創業した。

シコメルフードテックは、2020年10月から飲食店と食品工場の仕込み済商品を飲食店に提供できる「シコメル」を提供。飲食店はこのサービスの利用により、労働時間の削減や 人手不足の解消、人件費や食材等の固定費を変動費化させ利益率の向上を図ることができる。アプリのダウンロード数は16,000件を超え、登録店舗数2,709店、提携工場は109ヶ所にまで拡大した(9月1日現在)。

シコメルフードテックは今回調達した資金を使って、2023年6月までに現在の20名から40名に人員体制を拡充、物流管理システムの改修と商品在庫管理システムの構築、アプリ「シコメル」の開発とアプリユーザが仕込み済み商品を購入できるシコメルストアのおすすめ機能の開発、シコメルの利用店舗・施設数増加とシコメルストアの購入促進に向けたマーケティング活動を行う。

この分野では、「ロカルメオーダー」を開発・運営するスパイスコードが、Coral Capital などから累積で2億7,500万円を調達している。

via PR TIMES

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