ニュースサマリ:業務ソフト開発基盤「Tailor Platform(テイラープラットフォーム)」を開発するテイラーは9月6日、新たな増資を発表した。シードラウンドにおける第三者割当増資の実施で、引受先になったのはグローバル・ブレインとY Combinator LLCの2社。調達した資金は5億7,000万円。株価や払込日などの詳細は開示していない。調達した資金でプラットフォーム開発を進めるほか、採用も強化する。同社は今年6月にY Combinatorのサマーバッチ(22s)に採択されたことを公表しており、9月8日から9日にかけて実施されるDemo Dayでの成果発表に向けて準備を進めてきた。
YCはこれまでにバケーションレンタルのAirbnb(W/2009)やクラウドストレージのDropbox(S/2007)、暗号資産大手のCoinbase(S/2012)、デリバリーのDoorDash(S/2013)など、2005年の開設から17年間で約3,000社のスタートアップを輩出し、これらの合計評価額は約4,000億ドルになる世界トップクラスのスタートアップ支援機関。
テイラーが開発を進める「Tailor Platform」は業務システム向けのバックエンドツール。様々な業務システムで共通化できる箇所をまとめてAPI化し、インターフェースを提供しないヘッドレスの状態で提供する。これにより、デジタルトランスフォーメーションを推進するエンタープライズ企業は独自の基幹業務システム開発を効率化することができる。また、システムの構造をわかりやすく理解できるようにすることで、エンジニア以外のメンバーもこういった業務システム開発に携われるようにするとしている。
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