次世代型提携クレカ発行のナッジ、シリーズA2で事業会社や金融機関系VCから資金調達——累積調達額は35億円超

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Image credit: Nudge

1枚からでも発行できる次世代型提携クレジットカード「Nudge」を展開するナッジは12日、シリーズ A ラウンドの追加で資金調達したと発表した。今年6月発表のシリーズ A1 ラウンドを合わせたシリーズ A ラウンド全体では23.5億円の調達、創業以来の累積調達額は35億円超に達したことも明らかにした。

出資参加したのは、KDDI Open Innovation Fund(KDDI とグローバル・ブレインによる運営)、伊藤忠商事(東証:8001)、住商ベンチャー・パートナーズ、三菱商事(東証:8058)、三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ、博報堂 DY ベンチャーズ、ベルシステム24ホールディングス(東証:6183)、SMBC ベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、NOBUNAGA キャピタルなど。

ナッジは、ベリトランスの共同創業者としても知られるシリアルアントレプレナーの沖田貴史氏により創業。申込や利用における UI/UX を極限まで最適化することで、特にミレニアル世代に受け入れられることを狙ったクレジットカードを発行している。月の平均利用額は7万円と、株主であるクレディセゾンユーザの2倍以上に達する。

提携カードのスキームを活用しており、1枚単位で最短3日間から新しいクレジットカードを発行可能。同社ではクラブ(提携先のスポーツチームやアーティストなど)を応援できるカードを発行している。ユーザがこのカードを使った利用額の一部がクラブに還元される。今年3月には、カード利用でアーティストの「NFT」が入手できる実証実験「Cashless to earn」を開始した。

ナッジでは、今回の資金調達によって、グローバルな開発体制を一層強化し、Fintech と Web3両面での開発スピードの向上を図り、「Web3 時代のチャレンジャーバンク」にふさわしい、人員・組織・体制のさらなる強化を目指すとしている。また、クラブと連動したマーケティング連携をさらに強化し、クラブのファンエンゲージメントの強化や収益多様化に関して貢献していくとしている。

via PR TIMES

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