
Image credit: Sun Metalon
超高速・低コストで金属製品を造形できる金属 3D プリンタを開発する SUN METALON は17日、直近のラウンドで560万米ドルを調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドに参加したのは、グロービス・キャピタル・パートナーズ、東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)、D4V、Berkeley SkyDeck(カリフォルニア大学バークレー校のアクセラレータ)。UTEC は前回ラウンドに続くフォローオンでの参加。今回ラウンドを受けて、累積調達額は770万米ドル達した。
SUN METALON は、共に製鉄に在籍していた西岡和彦氏(CEO)と景山宏治氏(CSO)が、これまでに無かった新たな製鉄方式による金属 3D プリンティング技術に着想し、キャンプ場での実験を経て2021年2月に創業。従来の金属 3D プリンタと異なり、面で加熱をすることで、生産性を高め安価な金属造形を超高速(従来比500倍)で可能にする技術を開発している。このプリンタの導入により、必要な金属部品がいつでもどこでも量産製造できるようになるため、「金属製品の地産地消」が可能になるという。

SUN MATALON では調達した資金を使って、新川崎にある KBIC(かわさき新産業創造センター)の開発拠点を中心に、金属 3D プリンタの製造に注力する。今後、2022年10月の初号機のテスト販売、2023年初旬の初号機の正式リリースを予定しており、段階的に製造可能な部品サイズを拡張し、2023年時点で3つのプリンタのラインアップを提供する計画だ。
via PR TIMES
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