本稿は、Technode（動点科技）が、10月17日〜10月21日に配信した「News Feed」記事の中から主要ニュースを翻訳したものです。

Oppo（欧珀）、2万円の低価格スマートウォッチ発売（10月21日）

中国の大手家電メーカー Oppo（欧珀）は、eSIM に対応した低価格スマートウォッチ「Watch SE」を発売した。1.75インチAMOLEDディスプレイ（1インチあたり326ピクセル）、ミドルエンドの Qualcomm Snapdragon Wear 4100 プロセッサを搭載し、1GB RAM＋8GB ストレージを装備している。

Watch SE は 400mAh のバッテリを搭載しており、Oppo は LTE 4G を含む全機能をオンにした状態で1.5日間使用できるとしている。Watch SE は、「Watch 3」や「Watch 3 Pro」と比べ、デジタルクラウン（竜頭型コントローラ）が無いのが特徴的だ。カラーはグレーとパープルの2色で、価格は999人民元（約2万円）だ。（欧珀）

Aion（埃安）、シリーズ A ラウンドで3,760億円を調達（10月21日）

中国の自動車メーカー GAC（広州汽車）の電気自動車部門 Aion（埃安）は20日、戦略的投資家グループからシリーズ A ラウンドで183億人民元（約3,760億円）を調達したと発表した。電気自動車大国への移行を進めている同社にとって最新の後押しとなるものだ。

この資金調達により、広州に拠点を置く新興企業の評価額は1,033億人民元となり、中国最大の民間ベンチャーキャピタルが支援する電気自動車メーカーとなった。また、電池メーカーやチップ製造会社など、新たな出資者を得て、電気自動車のサプライチェーンにおける優位性を高めることが期待される。

Aion は声明で、今回のラウンドに参加した53の戦略的投資家グループの中に、中国最大のリチウム化合物メーカーであるGanfeng Lithium（江西贛鋒）と、中国のトップチップメーカー SMIC（中芯国際）の投資部門である China Fortune-Tech Capital（中芯衆源）が含まれていると述べている。（埃安）

ECトップインフルエンサー2人、「独身の日」を前に Douyin（抖音） から Taobao（淘宝）へ（10月20日）

中国のテクノロジー企業 Smartisan（錘子科技）の創業者として知られる Luo Yonghao（羅永浩）氏は、今年の「独身の日（光棍節）」に先立ち、Taobao（淘宝）で e コマースのライブストリーミングチャンネルを始めると報じられており、Taobao の独身の日の前売りが開始される10月24日に最初の出演が予定されている。

Luo 氏は2020年5月より Douyin（抖音） と同社プラットフォーム上での e コマースライブストリーミングの独占提携を結んでいたが、今年6月に新しいデバイス会社に注力するため、すべてのソーシャルメディアをやめると発表していた。

一方、New Oriental Education & Technology Group（新東方教育科技集団）会長の Yu Minhong（俞敏洪）氏も10月31日に新東方のライブルームを通じて Taobao に登場する予定だ。このニュースは、Taobao が Douyin の人気ライブ配信タレントを引き抜こうとする積極的なキャンペーンの一環であるとの見方が強い。中国メディア「The Paper（澎湃）」によると、Yu 氏の「Oriental Selection（東方甄選站台）」と Luo 氏の「Make Friends（交個朋友）」は Douyin と独占契約を結んでおらず、希望すれば自由に別のプラットフォームを選ぶことができるという。（澎湃）

SHEIN、衣料品リセールプログラムを開始（10月19日）

中国のファストファッションブランド「SHEIN」は、「SHEIN Exchange」と呼ばれるオンライン・ピアツーピア・リセールプラットフォームを立ち上げた。この新サービスは、既存の SHEIN アプリと公式ウェブサイトからアクセスすることができ、ユーザは既に所有している SHEIN の商品を売買することができる、と同社は17日に発表した。

このサービスは現在、アメリカの顧客を対象に提供されており、来年にはグローバルに拡大する予定だ。リセールプログラムの開始は、同社が安価な衣類の過剰消費を助長するビジネスモデルへの批判にさらされたのを受けたものだ。同社のプレスリリースによると、アメリカでの試験的な取り組みは、SHEIN の持続可能性への取り組みの一環である。（SHEIN）

米アプリストアで、Temu が Shein を上回る（10月17日）

Sensor Tower の統計によると、Pinduoduo（拼多多）の越境プラットフォーム「Temu」は現在、アメリカ Apple の App Store のショッピング部門で Amazon Shopping に次ぐ2位で、339人がランク付けした3.8個の星を獲得している。新しく登場したこのアプリは、1ヶ月でアメリカの Apple AppStore の全無料アプリの中で大幅に順位を上げ、346位から11位へと上昇した。

Temu は9月1日のリリース以降、米国でのダウンロード数は上昇を続けており、すでに1日に1,000件以上の注文をこなす Temu 販売店があるという。Temu は「Team Up, Price Down」を意味し、中国のオンラインファッション小売業者 Shein の後継プラットフォームと見なされている。現在、Shein はショッピング部門で Temu よりランクが下位となっている。（界面）

【via TechNode】 @technodechina

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