AIが商品画像を分析「Vizit」がECサイトの売上を向上させる(1)

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VIZIT Web site

eコマースの世界では画像データが重要だ。新しいプラットフォームは人工知能(AI)を使って、ターゲットユーザーの「目を通して」ビジュアルコンテンツを評価する能力をブランドに提供している。

グローバルブランドや小売業者向けに画像分析ソフトウェアを提供するVizitは、何百万人ものユーザーが商用利用の画像と接触することを利用し、Vizit Audience Lensesと呼ばれるAIを搭載した新しい視覚分析モデルを生成している。これによりブランドは、オンラインで製品を表現するために使用する画像がユーザーの注目を集め、販売を誘発するのに有効かどうかを確認できる。

Vizitは混沌としているデジタル商品棚(製品がオンラインで購入できるように表示されている場所)市場へ参入した企業としては後発だ。この市場はブランド自身の製品ページはもちろん、サードパーティ、ソーシャルメディア、バナー広告、モバイル広告、Googleなどで埋め尽くされている。

デジタル商品棚はeコマースの最も重要な要素の1つと考えられている。というのもブランドがコスト削減を目指す中、高度な予測型AI画像分析により、画像がさまざまなチャネルでどのように機能するかを迅速に評価し、顧客の期待をよりよく理解することができるからだ。

Vizitは11月3日、Infinity VenturesとBrand Foundry Venturesがリードする1,000万ドルのシリーズAラウンドを発表し、同社のVisual Brand Performance Platformを成長させることを明かした。このラウンドでは、Lakefront PartnersとLubar and Co.を含む既存の投資家が参加し、新しくeGateway Capitalが参加した。また、CPG、小売、技術の幹部が新たに加わっている。

Vizitの予測的画像解析の仕組み

Vizitの創業者兼CEOであるJehan Hamedi氏は本誌VentureBeatに、ブランドマーケッターやeコマースのリーダーの99%は、おそらくデジタル画像に問題があることに気づいていないだろうと語った。

「その多くは結果として、何百万ドルものお金をテーブルの上に置いている可能性があるのです。Googleが登場するまで企業は検索順位がどうなっているのか、検索順位という指標がデジタルの成功にとってどれほど重要なのかを知りませんでした。そして、これらの指標を最適化するための全く新しい経済が一夜にして誕生したのです」。

Hamedi氏が言うにはこれがVizit Scoresの基本的な考え方で、ユーザーがVizitプラットフォームに画像をアップロードすると生成される「AI Audience Lenses」と呼ばれるAIモデルを使って画像を自動的に分析し、特定のユーザーのためにそれらを評価する。

独自のスコアはウェブベースのインターフェースを通じて、自動的かつ予測的な画像分析でリアルタイムに生成され、画像がどの層に訴求しているか、何が彼らの嗜好を動かすのか、どこに注目が集まっているのかを明らかにするためのものだという。

「例えば、あなたがロレアルのブランドマーケティング担当者、eコマースリーダー、デザイナーだとします。あなたの製品のイメージやデザインが、ミレニアル世代の女性ユーザーなどの特定のユーザーを惹きつけ、購入するのかどうかを知りたいとします。また、自分のカテゴリーにおけるビジュアルのトレンドや、ターゲットとなるユーザーに響く競合の動きも知りたいと思うかもしれません」。

Vizitはこれを可能にすることを目的としているという。

「お客様はVizitのAI画像分析を使って、既存の画像の品質を評価し、画像の調整や改善を行ったり、新しいeコマース、マーケティング、商品開発イニシアティブのためにターゲットユーザーに最も高いパフォーマンスをもたらす画像を選択します」。

ユーザーがコンテンツにどのように反応するか、ブランドのコンテンツパフォーマンスは競合他社と比較してどうか、どのようなデザイン要素がターゲットユーザーの注意を引き、製品をデジタル棚で目立たせ、カテゴリーを支配するレベルのコンバージョンを促進するか、といった予測的洞察を提供することを目標としている。

次につづく:AIが商品画像を分析「Vizit」成功を収めたブランドのケーススタディ(2)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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