金融や生保の顧客向けサービスをDXするフィンプラネット

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フィンプラネット 創業者 兼 代表取締役 長谷部直大氏
Image credit: CyberAgent Capital

本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載

サービス概要:BtoCのデジタル保険ショップ事業とBtoBの金融DX事業を展開するフィンプラネット。今回のピッチのメイン主題である金融DX事業では、保険と資産運用のロボアドを金融機関向けにSaaS、具体的にはエンドユーザー向け保険のロボアドバイザーのシステムや、タブレット型の営業支援システムなどを提供しています。

Monthly Pitch編集部はココに注目:金融DXの中でも基幹システムは、これまでSIerが中心になって提供してきました。フィンプラネットはそこではなく、マーケティング・営業支援といったフロントシステムのDXに注力しています。フロント部分はエンドユーザーに近いことから、よりそれらの知見が求められますが、その点フィンプラネットは、BtoCのデジタル保険ショップ事業で得た知見を存分に生かし、サービスを提供しています。

すでに大手金融機関に保険ロボアドは導入済み。ある生命保険会社には、金融DXのコンサルティングを提供。外資系生命保険への導入も決まっています。

詳細:フィンプラネットは2019年4月、証券会社と保険会社で16年間のキャリアを持つ長谷部直大氏により創業した。

同社がこれまで広く手掛けてきたのはB2Cのサービス、具体的には保険や証券のロボアドバイザーなどだ。一般的な保険や証券をアドバイスするサービスは、発行元や運用元への送客で手数料を得るビジネスモデルなので、提案される商品は、アドバイザーが関係する保険会社・証券会社の取扱銘柄の中のものが多くなる。一方、フィンプラネットの場合、特定の保険会社や証券会社との利害関係が無いため、完全中立的な提案ができる。これらをB2B2Eモデルで企業の従業員に福利厚生として提供し、企業などから収入を得ている。

同社は今後、B2Bのサービスを拡充する計画だ。具体的には、B2C事業で極めたロボアドバイザー基盤を活用し、金融機関向けのSaaS提供(”RoboAd” as a Service)により、低コストでの金融DX(デジタルトランスフォーメーション)を可能にするほか、金融機関の営業職員や窓口のサービス品質向上のために、タブレット型の保険営業支援システムを提供する、というものだ。商品の開発は金融機関が、フロントエンドはスタートアップが提供するという、フィンテックで加勢する金融のアンバンドルの一つの形が見てとれる。

フィンプラネットはこれまでに、創業時に3,000万円、2019年12月にプレシリーズAラウンドで複数の個人投資家から1億円を調達、また、2020年7月に業務提携と合わせ、セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン・フィナンシャルサービスから資金を調達している(調達額は非開示)。

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