企業と求職者を直接つなぐ次世代AI採用アプリ「HelloBoss」

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本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載

サービス概要:NGAが提供する「第3世代モバイルAIプラットフォーム」を謳う「HelloBoss」は、人材紹介会社を介さず、AIを使って人材と企業のベストマッチを実現するサービスです。マッチングしたら応募者と企業はチャットで連絡。チャットだから仕事中はもちろん、移動中やスキマ時間でも対応可能です。成果報酬はなしで、会社単位ではなく求人単位で支払い。契約は1ヶ月から可能で、1on1チャットは一人500円から可能。使う分だけ払う方式で、中小企業に優しい料金体系となっています。

Monthly Pitch編集部はココに注目:有料採用サービスを利用する日本企業は、全体の1%と言われています。オンライン採用は日本3%、アメリカ8%、中国33%で、日本は中国の1/10の利用率です。また採用コストの高さも日本の課題となっています。中国で約1万円と言われる採用コストは、日本では103.3万円となんと100倍にもなっているのです。HelloBossは、この日本の採用コストを1/100にすることを目標に掲げます。

HelloBossには前述したAIマッチングや料金以外にも、特徴があります。例えば日本全国518万社のデータベースは、所在地、正社員数の推移等から企業の検索が可能です。企業の最新ニュースもプッシュ通知されたりと、転職・採用、双方からの課題解決を図ります。

詳細:HelloBossは独自の企業データベースを構築し、500万社以上のデータからAIによって推定された社員数などの基本情報を掲載する。求職者は希望する企業にチャットで簡単にコンタクトを取ることができる。人材紹介業では、紹介対象者の年収の3分の1が手数料の相場とされるが、HelloBossはAIマッチングにより手数料を従来よりも格段に下げることを実現した。

この分野では、Tencent(騰訊)が支援する求人サイト「Boss Zhipin(BOSS 直聘)」が創業から7年NASDAQに上場し、現在は香港市場への二重上場に向けた準備に動いている。現在の時価総額は1兆円超。世界に目を向けてみると、AIを活用した人材マッチングのスタートアップとしては、インドのHirect、イスラエルのUnboxable、オランダのRecruiteeなどが成長株だ。

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