医療データ利活用のYuimedi、4.5億円をプレシリーズA調達——Alchemist Acceleratorに採択

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「Yuicleaner」
Image credit: Yuimedi

医療データ利活用プラットフォームを開発する Yuimedi は30日、プレシリーズ A ラウンドで4.5億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、千葉道場ファンド、Nissay Capital、D4V、Coral Capital、DG Daiwa Ventures、Incubate Fund。Incubate Fund は、以前のラウンドに続くフォローオンでの参加(調達時期については不明)。

医療データの流通が促進され利活用が進めば、患者により適した治療が提供できたり、新薬の開発に向けた研究が進んだりする効果が期待できる。しかし、実際にはデータの利活用は進んでいない。その理由の一つは、医療現場においてはデータの入力形式が整理されておらず構造化されていないからだ。データをクレンジングするには ETL ツールが存在するが、医療従事者が使うには操作難易度が高い。そこで、Yuimedi では、医療データに特化した AI ノーコード ETL ツール「Yuicleaner」を開発した。

実際に、新型コロナウイルス関連の医療データを医療従事者が整理していた作業時間を、Yuicleaner 導入で500分の1に短縮できた事例があるという。データ保有者(病院など医療施設)に対してはデータ量や設定数に応じた従量課金で、また、その統計情報を預かってデータ利活用者(主に製薬会社やバイオ企業)に販売するデータマート運営やマッチング手数料でマネタイズする。データ保有者にとって、現場の労働効率化に加え、共同研究費を増やしたいことが Yuicleaner 導入のモチベーションになっているそうだ。

Yuimedi はまた、シリコンバレーのアクセラレータ「Alchemist Accelerator」のアクセラレーションプログラムに採択されたことも明らかにした。日本人起業家によるスタートアップの採択例としては、Autify、Spir に続く3例目となる。医療データの利活用についてはアメリカは日本などより進んでいるため、この機会を活用して得られる知見を、日本での市場展開にも反映するとしていう。

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