NFTホルダーはどういう人たち？詐欺をどう見分ける：「KawaiiGirl」FREX代表 Tommy × ACV唐澤・村上（６）

本稿はアクセンチュア・ベンチャーズが配信するポッドキャストからの転載。音声内容の一部をテキストとして掲載いたします

アクセンチュア・ベンチャーズ（ACV）がスタートアップと手を取り合い、これまでにないオープンイノベーションのヒントを探るポッドキャスト・シリーズです。旬のスタートアップをゲストにお招きし、カジュアルなトークから未来を一緒に発見する場を創っていきます。

ポッドキャストで語られたこと

NFTホルダーはどういう人たち？：詐欺をどう見分ける

唐澤：ホルダーの方ってやっぱり共通項として多分NFTにすごい興味あるとか、何かしら取り組んでいる方だったりするんでしょうか。属性みたいなものはあったりするんですか？

Tommy：今見ると結構バラバラではあるんですけど、KawaiiGirl を初期から見てくれてる方は、やはり他のプロジェクトと違うなと感じる人は多かったようで、0フォロワーから始めても、最初からちょっと価値が高かったんですよね。

当時0フォロワーから始めて最初から1個10万ぐらいの価値になっていたりとかして。海外プロジェクトとかを見てる人も「何か違うんじゃないか」って気づいて購入されていたと思うので、そういう意味でいうと、ある程度NFTに知見のある人が購入してきたかなと思ってます。

今もやっぱりちょっと単価が高くなっているの人が入ってきてると思います。KawaiiGirlを購入することで、自分に対して何のメリットがあるのかっていうのを考えて購入されてる方が多いので。KawaiiGirlのホルダーさんは結構知見のある方の方が多いかなと感じます。

（中略）

村上：ステータスとかもありそうです。

Tommy：ステータスにもしてほしいなと思っていたので、特に信頼とかブランド力とかも高めていこうとしていて、KawaiiGirlに携わってる人は安心できるよねとなるように、KawaiiGirlの大元も絶対に詐欺とかの協力はしないですし、危ないプロジェクトとコラボはせずにいて、そうすることでKawaiiGirlをアイコンにしている人たちも安心できると思うようなステータスにしたいと思ってます。

唐澤：やっぱりこの領域ってマスから見たときにまだまだちょっと怪しいとか、詐欺が多いっていう印象があると思うんですね。（中略）怪しいプロジェクトとか詐欺っぽいものってどう判断されてるんですか？

Tommy：そうですね、いろんな要素があると思います。その前提なんですけど、そもそも何を詐欺とするかもいろいろあって。ちょっとソフト詐欺みたいなのがあるんですけど。NFTを売って、完売した後に運営がいなくなっちゃったとしたら、それは詐欺なのかどうかっていうところ。

そこの見極めとかは難しかったりするんですけど、そもそものザ・詐欺。嘘をついて「これに繋いだらお金もらえるよ」とか言って繋いじゃうと逆にお金全部取られちゃうような、そもそも嘘の詐欺っていうのは、見極めは意外とできます。

個人的に上手い話を持ってこられたり、フォロワーがめちゃめちゃ多いアカウントが急に「君のNFT買いたいよ」とか言ってくるのは、やっぱりうまい話は無いというか、うますぎる話を持って来るのは9割9分詐欺だと判断していいかなと思ってます。NFTを購入して運営がいなくなっちゃってNFT価値がなくなったとかは、ちょっと見極めが難しくなってきますけど。

唐澤：不可抗力のときはありますからね。

Tommy：不可抗力なときもあります。仕方ないときもあれば、それを狙ってやってくる人もいるんですけど。どんなVCがついてるかとか、その人の活動歴とか。

日本は結構安心できるプロジェクトが多くて、1年前からコツコツとやってきた人たちが1年かけて大きくこのジェネラティブ何千体売りますって言っても、この人は1年前からやってるからやってくれるだろうって思いやすいんですけど。

海外プロジェクトとかは急にぽっと出が出てきて、「こういうことやろうと思ってんだ」みたいなものには怪しいのも多いです。

村上：結構クリエイターさん自身に対する信頼というか、そういったところありますよね。

Tommy：そうですね、やっぱりどうしてもさっき言っていたようなコミュニティっていうのが大事になってきます。コミュニティだけでもいいんですけど、作っている人に対する「好き」っていう想い、クリエイターが頑張って作ってるところを見届けてきた人たちがこれからも応援するという意味でNFTを購入したりするとかも見られますね。

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