本稿は、Technode（動点科技）が、12月19日〜12月23日に配信した「News Feed」記事の中から主要ニュースを翻訳したものです。

Tencent（騰訊）、コロナ対策緩和で品薄の医薬品を融通し合うプラットフォームをローンチ（12月22日）

中国のテック大手 Tencent（騰訊）は22日、Tencent Map（騰訊地図）やTencent Mobility Services（騰訊出行服務）と提携し、同社のスーパーアプリ「WeChat（微信）」でミニプログラム（小程序）「新型コロナ対策、薬の相互援助」をローンチした。このミニプログラムは、新型コロナウイルスに感染し、パニック買いで解熱剤やその他の薬を手に入れるのに苦労する中国人が増える中、コロナ関連薬をユーザが共有できるようにしたものだ。

ユーザは、プラットフォーム上で実名認証した後、特定の医薬品を要求したり、緊急に必要としている人に予備の医薬品を分け与えたりすることができる。Tencent によると、このプラットフォームは、国家衛生委員会が市販の家庭用医薬品として推奨している医薬品を、人々が相互支援することをサポートしているという。（南方都市報）

Meituan（美団）と Ele.me（餓了麼）、コロナ患者急増で配達ライダー確保に補助金増額（12月22日）

中国で新型コロナウイルスの感染者が急増する中、オンデマンドデリバリプラットフォーム大手の Meituan（美団）と Ele.me（餓了麼）は、厳しい配送能力を緩和するために補助金を増額している。テイクアウトの注文が急増し、配達員が不足する中、オンデマンド配達はサービス提供の困難に直面している。

上海では、Meituan が1週間で800万人民元（約1.5億円）の配達料を補助し、5,000人近くの新規ライダーが参加するようになったと発表した。同社は来月、この地域で2,000万人民元（約3.8億円）以上を補助する予定だ。Alibaba（阿里巴巴）傘下の Ele.me によると、北京のライダー数は今回の感染の波の前のレベルにほぼ戻っており、Ele.me は北京のライダーに15日間連続で勤務した場合、平均3,000人民元（約5.7万円）の追加報酬を与えているという。（晩点）

Tencent（騰訊）、韓国のゲーム開発会社 Shift Up の株式20％を取得（12月20日）

韓国メディア「Money Today Network」が12月15日に報じたところによると、Tencent（騰訊）の関係者は、Tencent がスマホゲーム「勝利の女神：NIKKE」の開発会社 Shift Up の株式を取得し第2位株主となったことを明らかにした。Tencent 傘下の世界的なゲームパブリッシャー Level Infinite は、NIKKE のパブリッシング権を確保した。アメリカのモバイル市場情報会社 Appmagic によると、12月3日までの1カ月間で NIKKE は530万ダウンロード、1億260万米ドルの収益（店舗手数料を除く）を上げ、大きな話題となった。

この数字は、Apex Legends Mobile（1,160万米ドル）や Marvel Snap（1,000万米ドル）といったヒット作の約10倍の初月収益を上げたことになる。Money Today Network によると、Shift Up は来年 IPO する予定とのことだ。Tencent は、中国のゲーム市場で収益が減少しているのを見て、アクション RPG「ELDEN RING」を開発するフロム・ソフトウェアの株式を購入し、また今年 Ubisoft の持株比率を増やすなど、近年は海外の資産やスタジオへの投資を推し進めている。（Money Today Network）

台湾当局、ByteDance（字節跳動）の現地法人を調査——ByteDance は関連性を否定（12月20日）

台湾当局は、TikTok の親会社である ByteDance（字節跳動）が台湾で無許可の現地法人を設立しているかを調査していると、現地メディア「Libery Times（自由時報）」が12月18日に報じた。しかし、TikTok は現地メディア CNA（中央通訊社）の取材に対し、ByteDance は台湾で事業を展開していないと回答している。現地の企業登記データによると、「昇洋国際生技有限公司」という名前で2018年に登記された会社が、今年11月に「字節跳動台湾股份有限公司」に改称している。（自由時報、中央通訊社）

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