パワポから生まれたサッカーチーム:鎌倉インターナショナルFC代表 四方 × ACV唐澤・村上(1)

本稿はアクセンチュア・ベンチャーズが配信するポッドキャストからの転載。音声内容の一部をテキストとして掲載いたします

アクセンチュア・ベンチャーズ (ACV)がスタートアップと手を取り合い、これまでにないオープンイノベーションのヒントを探るポッドキャスト・シリーズです。旬のスタートアップをゲストにお招きし、カジュアルなトークから未来を一緒に発見する場を創っていきます。

ポッドキャストで語られたこと

パワポから生まれたサッカーチーム

唐澤:四方さんとは元々アクセンチュア在籍中に仲良くさせて頂いていてご縁がありました。今は鎌倉インテルのオーナーをやられているんですけれども、おそらく鎌倉インテルをご存知ない方もいると思うので、四方さんから是非どういうチームで、何故今これだけ注目されてるのかについて教えていただいてもいいですか。

四方:神奈川県の社会人リーグ2部、鎌倉インターナショナルFC(通称:鎌倉インテル)というサッカークラブの代表をやっています。サッカーのピラミッドは上から数えるとJ1とかJ2とかがあるのですが、神奈川県2部というのは上から数えて8部リーグです。Jリーグ、そして世界へ。サッカー・フットボールの力を使ってどんどん国際的な付加価値を作っていこうとビジョンに掲げて、5年前に立ち上がったクラブです。

唐澤: これは四方さんが立ち上げたんですか?

四方:僕が立ち上げました。本邦初の、母体がなくパワーポイントから生まれたチームです。「こういうチームを作るんだ!」と言ってパワポを作ってSNSにポイとあげて、この指止まれで皆が集まってきました。初めは選手1人から始まって、今やもう1軍から4軍まであり、子供たちのサッカースクールは150人を超えています。

唐澤:鎌倉インテルはかなり出自もユニークで、地域に根ざしたようなチームを作りながら、かなり革新的なことも結構やられていますよね。クラファンやったりとか、トークンやったりとか。

四方:そうですね。そもそも県リーグで戦うチームが国際的に取り組むということで、地元の方もびっくりみたいなところから始まっています。去年、2021年10月に自分たちでグラウンド「みんなの鳩サブレースタジアム」というのを鎌倉に作りました。

鎌倉発の地域に開かれた人工芝のグラウンドということで、(中略)皆でお金を出し合ってクラウドファンディングにも挑戦をして、個人の方、街の商店、地域の企業などに、いろんなスポンサーシップも含めて3,000万を超えるお金をみんなで集め、晴れて出来たのが去年です。県の2部の社会人サッカークラブが自分たちのグラウンドを、民営で持ってることはほぼないです。

唐澤:ないですよね。J3とかですらあるのかどうか分からないです。

四方:みなさん自治体が持ってるグラウンドを優先的に借り受けるというのが一般的な形です。

(中略)

唐澤:見事それで鳩サブレースタジアムももう実際出来上がったんですよね。

四方:はい、ちょうど1年を迎えたところです。

次につづく:サッカークラブがトークンを発行するワケ

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