アートクリエイティブスタートアップのEmbedded Blue、渋谷駅前の工事現場を気鋭作家の作品で飾るプロジェクトを展開

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Image credit: Embedded Blue / Shibuya Startup Deck

アートクリエイティブプロダクションの Embedded Blue は、渋谷駅前の工事現場などを新進気鋭のアーティスト3人が描いた作品で飾るプロジェクト「SHIBUYA IN PROGRESS」を16日から開始した。このプロジェクトは、産官連携でスタートアップの育成を支援する、渋谷区と民間企業によるスタートアップ育成のためのコンソーシアム「Shibuya Startup Deck」と、Embedded Blue により共催。作品は、渋谷区ハチ公広場、西口付近、マークシティ下で、3人の描いた作品が28日まで掲出される。

2月16日、渋谷の「PORTAL POINT」で開催された「SHIBUYA IN PROGRESS」のレセプション。
Image credit: Masaru Ikeda

Embedded Blue は、制作プロダクション、アーティストマネジメント、アート作品販売などの事業を展開するスタートアップ。野村證券出身で、東南アジアでアートとビジネスをテーマに活動したり、資産管理アプリ事業の企画やプロダクトマネジメントに従事した片岡奨(たすく)氏らが2022年に創業した。同社は、アート企画をプロジェクトマネジメントとファイナンス面から支援し、社会にアート・文化芸術活動に向かう新しいお金の流れを実装するアートファイナンス事業の開発を行っている。

「SHIBUYA IN PROGRESS」のレセプションで挨拶する Embedded Blue CEO の片岡奨(たすく)氏
Image credit: Masaru Ikeda

今回のプロジェクトでは、街中には作品の複写が掲出されているが、原画は特設サイトから抽選申し込みで購入が可能だ。販売された作品の売上の一部は今後の渋谷区内でのアートプロジェクトに還元される。片山氏は、今回のプロジェクトの展開にあたり、「再開発中の渋谷の工事現場は、本来は日の目をみることのない、苦悩や困難も孕(はら)む時間です。そこに光をあてて、前を向く創造的な活動と捉えることで、関わる全ての人にワクワクする未来を感じてほしいと思いました。(一部抜粋)」と述べている。

via PR TIMES

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