MUFG、インドネシア向けに1億米ドルのファンドを組成

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三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(MUFG、東証:8306)は、子会社の 三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ(MUIP)と三菱 UFJ 銀行を通じて、インドネシアの Bank Danamon(インドネシア証取:BDMN)と1億米ドルの金融ビジネスへの投資に特化したファンドをローンチした

CC by 2.0: via Flickr by yohanes budiyanto

「三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ・ガルーダ1号投資事業有限責任組合」と名付けられたこのファンドは、融資、決済、SaaS、ESG、資産管理、組み込み金融マーケットプレイスに特化したシリーズ B スタートアップを対象とすると、MUIP 最高投資責任者の佐野尚志氏は Tech in Asia に語っている。

また、彼はマクロ経済の状況に応じて、同ファンがは今後3~4年の間に15~20社に300万~500万米ドルを投資する予定だと付け加えた。小規模の研究開発案件の場合、チケットサイズは100万米ドルまでとなる。

このファンドの主な目的は、Bank Danamon のデジタル化の取り組みを支援し、新たな顧客獲得チャネルの開拓を支援することだ。三菱 UFJ 銀行が最大の出資者(89.9%)となり、Danamon(10%)、MUIP(0.1%)がそれに続く。

日本を拠点とする MUFG は、世界50カ国以上に約2,100の拠点を持ち、従業員数は16万人に上る世界最大級の金融グループだ。

Danamon は2019年に MUFG に買収され、その後、インドネシア国内864支店を運営するインドネシア第6位の商業銀行に成長した。

MUFG はここ数年、インドネシアに大きな関心を示している。最近、現地のフィンテック企業 Akulaku に2億米ドルを注ぎ込んだ

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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