ベルリン発の個人向け未公開株投資プラットフォーム「Moonfare」、シリーズC調達額が1.3億米ドル超に

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Image credit: Moonfare

シンガポールと香港にアジア太平洋地域のオフィスを構えるグローバルなデジタルプライベートエクイティ投資プラットフォーム「Moonfare」は、シリーズ C ラウンドのエクステンション調達額が約1,500万米ドルで上限に達し、評価額を更新した。これにより、シリーズ C ラウンドで調達した資金は1億3,000万米ドルを超えたと Moonfare は声明で述べている。

2021年11月の Insight Partners の投資に続き、2022年3月には Vitruvian Partners とスイスのプライベートバンク Bordier & Cie が Moonfare の株主となった。

シリーズ C ラウンドのエクステンションに伴い、Moonfare は今回、7 Global Capital(7GC)を追加の機関投資家として迎えた。7GC は、市場をリードする可能性を持つ資本効率の高いインターネットおよび消費者向けテクノロジー企業に投資する、クロスボーダーの大手ベンチャーキャピタルだ。これまでの投資先には、Jackpocket、Roofstock、Jio、Hims & Hers などがある。

Moonfare の創業者兼 CEO Steffen Pauls 氏は次のように述べている。

VC が支援したスタートアップの中でも、最も評価額の高かった企業の評価額が過去数ヶ月で半減していることを考えると、今回の投資に興奮している。

我々は、この延長ラウンドに参加したい株主や機関投資家の関係者から圧倒的な需要を経験し、Moonfare がプライベートエクイティへのアクセスを民主化するという使命を固めていることを実証した。

個人投資家とそのアドバイザーは、特に現在の不安定な公開市場において、ますますプライベートエクイティへの避難を求めている。我々は、志を同じくする幅広い投資家に、我々が厳選した低基準のプライベートマーケットファンドへのアクセスを提供することで、この需要に応えていきたいと考えている。

新商品を提供し、新しい市場に進出し、経験豊富なプライベートエクイティの専門家による上級管理職チームを強化する予定だ。今年の成長計画を達成するための準備は万端だ。

Moonfare は、個人投資家とそのアドバイザーに、厳選されたプライベートエクイティ投資の機会へのアクセスを提供する。デジタルオンボーディングプロセスと資産管理プラットフォームにより、投資家は登録と投資を行うことができる。

現在までに、KKR、Carlyle、Permira、EQT といった世界トップクラスのゼネラルパートナーから69以上のプライベートマーケットファンドを提供しており、プライベートエクイティバイアウト、ベンチャー、グロース、インフラなどの実物資産カテゴリに重点を置いている。

Moonfare の投資チームは、すべてのファンドに対して徹底的なデューデリジェンスを行っている。このプロセスを通過して Moonfare のプラットフォーム上に登場するファンドは全体の5%未満だ。

このように品質を重視することが、Moonfare が300以上の顧客の信頼を獲得し、そのプラットフォームで20億ユーロ以上を投資してきた理由の1つだ。ベルリンに本社を置く Moonfare は、ヨーロッパ、アジア、アメリカの25カ国で事業を展開しており、ニューヨーク、香港、ロンドン、チューリッヒ、シンガポールにオフィスを構えている。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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