宇宙ゴミを掃除するアストロスケール、シリーズGで101億円を調達——累積調達額は435億円に

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ELSA-d<br> Image credit: Astroscale Holdings

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

宇宙ゴミ(スペースデブリ)の除去サービスを提供するアストロスケールホールディングスは、シリーズ G ラウンドで約101億円を調達したと明らかにした。このラウンドは、2021年11月に実施したシリーズ F ラウンドに続くものだ。今回ラウンドを受けて、アストロスケールの累積調達額は約435億円に達した。

今回ラウンドに参加したのは、

  • 三菱電機(東証:6503)
  • 前澤友作氏
  • 三菱 UFJ 銀行
  • 三菱商事(東証:8058)
  • 日本政策投資銀行
  • FEL

アストロスケールは昨年5月、デブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」の誘導接近の実証に成功した。また、デブリ除去衛星衛星「EKSA-M」の打ち上げを目指し、アメリカの通信衛星会社 OneWeb、イギリスおよびヨーロッパ連合の、それぞれの政府系宇宙機関である UKSA および ESA と1,480万ユーロ(約21.5億円)の契約を締結した。UKSA からは昨年9月、イギリスの軌道上衛星2機の除去に向け、170万ポンド(約2.8億円)を調達している。

2021年11月のシリーズ F ラウンド以降、アストロスケールの従業員数は63%以上増加し、グローバル全体で400名以上に達した。

via PR TIMES

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