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OpenAI が GPT-4 を発表した直後、Baidu(百度)は自社のジェネレーティブ AI 製品候補「Ernie Bot(文心一言)」を16日に初めて一般公開したと Bloomberg が報じた。
中国の検索大手 Baidu の 創業者 Robin Li(李彦宏)氏と CTO Haifeng Wang (王海峰)氏が北京でステージ上に登場し、このチャットボットの能力とクラウドおよびコンテンツ事業を強化する方法を披露した。Baidu は、検索や自動運転など、他のすべての事業にもこのボットを組み込むことを検討している。
Bloomberg は、この問題に詳しい関係者の話を引用して、Baidu は Ernie Bot が ChatGPT と同じレベルに達しているが、中国の言語と文化に関する優れた知識を備えていると考えていると指摘した。
しかし、この記者会見で Ernie Bot は台本付きのビデオのみで紹介され機能も限られていたため、Baidu の株価は香港市場で6%以上、下落した。Li 氏がリアルタイムでボットと対話することはなかった。
そのような優位性を持つ ChatGPT の競合は、Ernie Bot だけではない。Tencent(騰訊)、NetEase(網易)、Alibaba(阿里巴巴)、ByteDance(字節跳動)といった他の中国のテック大手も、独自のジェネレーティブ AI プロジェクトをまもなく立ち上げると見られる。
【via Tech in Asia】 @Techinasia
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