
インキュベイトファンドは29日、独立系シードファンドへの LP 出資に特化したファンド「IFLP2号ファンド」を総額100億円でファイナルクローズしたと発表した。
IFLP は独立系シードファンドの個人 GP のネットワークと、LPとの連携機会創出の最大化を目指すモデルとして、支援先 GP とその出資先起業家、また、出資者であるLPの皆様とのコミュニティ形成を軸として成長してきた。
2018年に組成されたIFLP 1号ファンドは、出資先としてソラシード、プライマルキャピタル、ライフタイムベンチャーズ、Full Commit Partners、DRG Fund、ゼロイチキャピタル、Incubate Fund India、Incubate Fund US、Incubate Fund Brasil、POLAR SHORTCUT など17のファンドが参加し、最終規模は69億円に達した。2022年12月末時点で総計291社のスタートアップへの投資組入が進んでおり、最終的には300社前後に達する見込みだという。
このエコシステムを拡大し、多くの独立系シードファンドの組成支援を行うため、2022年4月にIFLP2号ファンドの組成を発表。地方特化、技術特化、海外など、GPのバックグラウンドも踏まえLP出資を行い、幅広いスタートアップの創出を後押しする意向だ。12月末に総額100億円でファイナルクローズした。これで運用総額は983億円となった。
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IFLP2号ファンドでは政府系金融機関や事業会社からの出資が多くを占めており、2022年4月時点で参加を表明していた投資家で明らかになっていたのは次の通りだ。
- 中小企業基盤整備機構
- 三井住友銀行
- 山口フィナンシャルグループ(東証:8418)
- サントリーホールディングス
- 鈴與
- グリー(東証:3632)
- キャナルベンチャーズ(BIPROGY=旧 日本ユニシス の CVC)
- ディー・エヌ・エー(東証:2432)
- ミクシィ(東証:2121)
- RPA ホールディングス(東証:6572)
- CARTA HOLDINGS(東証:3688)
- TBS イノベーション・パートナーズ(TBS の CVC)
- 三菱 UFJ キャピタル
インキュベイトファンドによると、さらに投資家は政府系機関、金融機関、インターネット関連・食品関連・物流関連・広告関連といった幅広い事業会社などで構成されているという。
IFLP の2号ファンド単体での投資先数の目標値は明らかになっていないが、1号ファンドの時とチケットサイズが同等と仮定するなら、ファンドの最終的な金額規模は1号ファンドの約1.4倍となるため、投資先のスタートアップは400社を超える可能性がある。インキュベイトファンドでは2号ファンドからの出資を概ね、国内向けシードファンド(既存)30%、海外向けシードファンド(既存)12%、国内向けシードファンド(新規)50%、海外向けシードファンド(新規)8%の割合で割り当てる計画だ。
via PR TIMES
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