AIでルート最適化&相乗り客マッチングのNearMe、シリーズB2でデット含め7億円を調達——地域企業らと協業、全国展開へ

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NearMe の皆さん
Image credit: NearMe

AI でルート最適化し、同一の目的地への相乗り客を集めることで安価な輸送サービスを提供する NearMe は8日、シリーズ B ラウンドのセカンドクローズで約7億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、第一生命保険、大林組(東証:1802)、三井不動産(東証:8801)の 31VENTURES Global Innovation Fund、JTB、トヨタ紡織(東証:3116)、西部ガスホールディングス(東証:9536)傘下の SG インキュベート、中国電力(東証:9504)。

調達金額には、日本政策金融公庫からのデットが含まれる。これは同社にとって、2022年12月に発表したシリーズ B ラウンドのファーストクローズに続くものだ。シリーズ B ラウンド全体では約13億円、累積では約23億円の調達となった。シリーズ B ラウンドのファーストクローズの投資家は純投資を念頭に置いたベンチャーキャピタルが多かったが、セカンドクローズでは事業会社や CVC からの出資が多い。これには、NearMe の全国展開を視野に入れた協業が背景にあるとみられる。

NearMe は独自 AI を活用しタクシーをシェアすることで、安価でスムーズな移動体験を提供する「スマートシャトル」を展開している。2019年に開始した空港送迎版のスマートシャトル「near.Me Airport」では、全国13の空港と周辺都市をドアツードアで結び、これまでにのべ30万人が利用しているという。near.Me Airport 以外には、ゴルフ場送迎の「nearMe. Golf」、貸切送迎シャトル「nearMe. Limo」など用途に応じたメニューを開発している。

via PR TIMES

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