半導体ファブレス製造Faduがユニコーンに、5社がM&Aイグジットなど——韓国スタートアップシーン週間振り返り(2月27日~3月3日)

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Image credit: Fadu

<8日正午更新> タイトルを一部変更しました。

2月27日~3月3日に公開された韓国スタートアップの調達のうち、調達金額を開示したのは6件で、資金総額は288億ウォン(約28.8億円)に達した。

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主なスタートアップ投資

  • 半導体ファブレス企業 Fadu(파두)がプレ IPO ラウンドで120億ウォン(約12億円)を調達し、時価総額は1兆8,000億ウォン(約1,800億円)と認められ、半導体ファブレス企業として初のユニコーンとなった。2015年に設立された Fadu は、データ記憶装置(SSD)に入るコア半導体のコントローラを主力製品としてグローバルビッグテックなどを顧客に獲得しており、昨年は売上高500億ウォン(約50億円)、営業利益40億ウォン(約4億円)を記録した。黒字転換に成功したことで、年内の上場を目指している。
  • エデュテック企業 growV Edu(그로비교육)が先月に続き、50億ウォン(約5億円)を追加調達し、110億ウォン(約11億円)に及んだシリーズ A ブリッジラウンドをクローズした。これにより、累積調達額は260億ウォン(約26億円)に達した。乳幼児にフォーカスした企業で、4~8歳対象で英語、数学、ハングル関連のカスタマイズされたスマート教育コンテンツを専用タブレットで提供する「SuperV(슈퍼브이)」を運営している。
  • 中古車 e コマース「Carmerce(카머스)」を運営する Handle(핸들)がハンコックタイヤから30億ウォン(約3億円)を調達した。店舗訪問なし、モバイルクリックだけで、オンライン上でわずか10分で素早く中古車を購入できるサービス「Carmerce」を提供している。ハンコックタイヤとは戦略的パートナーとして協力する予定だ。

トレンド分析

協業を募集中の大企業まとめ

大企業とスタートアップ間のオープンイノベーションが増加している。スタートアップを通じて急速に変化する技術変化に対応し、将来の成長動力を得ようとする大企業が増え、スタートアップへの関心は年々大きくなっている。スタートアップは最近、投資市場の悪化により大企業の支援を通じて成長機会を探してい流。現在、事業化資金支援とともに、オープンイノベーションを推進する大中堅企業をまとめた。

ヒュンダイ(現在)自動車グループ(현대차그룹)

  • 対象分野:7つのテーマでプロジェクト26件を実施するスタートアップ
  • 支援内容:プロジェクト費用支援と ZER01NE ファンドからの投資機会を提供詳細

ハンソルグループ(한솔그룹)

  • 対象分野:メタバースやブロックチェーン、ライフスタイル、ペットコノミー、スマートモビリティ、次世代パッケージング、ICTサービスなどの分野で2人以上のスタートアップまたは起業家予備軍
  • 支援内容:6ヶ月アクセラレーティングプログラム、ハンソルグループ系列会社との PoC、資金調達機会を提供詳細

サムスン(三星)金融ネットワークス(삼성금융네트웍스)

  • 対象分野:サムスン生命・サムスン火災・サムスンカード・サムスン証券が提示する課題を解決できるスタートアップ
  • 支援内容:資金3,000万ウォン(約300万円)の提供と、サムスン金融各社との共同プロジェクトを進行詳細

サムヤン(三養)ホールディングス(삼양홀딩스)

  • 対象分野:DX、環境にやさしいプラスチック、炭素削減、素材開発分野のスタートアップ
  • 支援内容:サムヤングループ系列会社との PoC連携、TIPS(韓国グローバル市場型創業R&D事業)投資レビュー詳細

イノックス(이녹스)

  • 対象分野:二次電池、メタバース、AI、未来革新分野の創業7年未満スタートアップ
  • 支援内容:選定企業6社に合計20億ウォン(2億円)を出資、オフィススペース提供、CES2024 への出展支援詳細

CJ 第一製糖(CJ 제일제당)

  • 対象分野:食品、環境、ライフスタイル分野のスタートアップ
  • 支援内容:3億ウォン(約3,000万円)投資、SparkLabs での育成など詳細

DB 損害保険(DB 손해보험)

  • 対象分野:保険分野とシナジーを出せるスタートアップで、損害保険ビジネスバリューチェーンに該当するすべての分野
  • 支援内容:専門家メンタリング、DB 損害保険との協業機会、オフィススペース、保証特典、投資機会詳細

ウリ銀行 (우리은행)

  • 対象分野:技術力、事業性のある中小法人
  • 支援内容:一社あたり10億ウォン(約1億円)以内の投資詳細

KT(KT)

  • 対象分野:人工知能、モビリティ、メディアやコンテンツ、クラウド、プロップテックなど分野で創業3~7年未満のスタートアップ
  • 支援内容:KTと共同でコラボレーション課題を選定し事業化を目指す。最大3億ウォン(約3,000万円)を支援詳細

SK イノベーション(SK이노베이션)

  • 対象分野:エコフレンドリー、低炭素分野で創業3~7年未満のスタートアップ15社前後
  • 支援内容:SK とコラボレーション機会提供、メンタリング、投資・広報支援詳細

KB 金融グループ(KB 금융그룹)

  • 対象分野:フィンテック、インシュアテック、プロップテック分野で創業3~7年未満のスタートアップ15社前後
  • 支援内容:KB とコラボレーション機会提供、投資、事業化、グローバルスケールアップ、オフィススペース、 最大3億ウォン(約3,000万円)支援詳細

KDB 産業銀行(KDB산업은행)/朝光ペイント(조광페인트)

  • 対象分野:素材(接着剤、半導体、二次電池)、ESG、潜在的新規化学バイオ分野の中小企業
  • 支援内容:廃棄物とPoC、最大5,000万ウォン(約500万円)の支援詳細

教保生命グループ(교보생명그룹)

  • 対象分野:インシュアテック、文化、コンテンツ、ヘルスケア分野で創業3~7年未満のスタートアップ
  • 支援内容:オフィススペース、メンタリング、デモデイ、投資機会、グローバル進出支援、最大3億ウォン(約3,000万円)の支援詳細

ポスコ(포스코)

  • 対象分野:カーボンニュートラル、バイオ、ICT、モビリティ分野で創業3~7年未満のスタートアップ
  • 支援内容:ポスコと共同事業化を推進、グローバル進出支援、最大3億ウォン(約3,000万円)の支援詳細

サムスン重工業(삼성중공업)

  • 対象分野:ロボット、自動化、生産システム、造船、海洋分野で創業3~7年未満のスタートアップ
  • 支援内容:共同事業化や直接契約の推進、グローバル進出支援、最大3億ウォン(約3,000万円)の支援詳細

CJ オリーブネットワークス(CJ 올리브네트웍스)

  • 対象分野:デジタルヒューマン、デジタル資産、デジタルソリューション分野で創業3~7年未満のスタートアップ
  • 支援内容:CJ とのコラボレーションプロジェクト、グローバル進出、グループ CVC による間接投資、最大3億ウォン(約3,000万円)の支援詳細

【via StartupRecipe】 @startuprecipe2

【原文】

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