シンガポール発の船舶運航管理SaaS「Greywing」、運航管理者のメール過多を解消する「SeaGPT」をローンチ

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シンガポールに拠点を置く Greywing は、船会社の港湾通信を支援するために設計された AI チャットボット「SeaGPT」を発表した。

Greywing 創業者の2人。左から:Hrishi Olickel 氏、Nick Clarke 氏
Photo credit: Greywing

CEO の Nick Clarke 氏は、SeaGPT は船の運航管理者の最大の課題であるメール過多問題を解決するために開発されたと述べている。

SeaGPT を使えば、運航管理者は、メールまたは Greywing のプラットフォームを通じてSeaGPTに問い合わせを送ることで、乗組員の変更に必要な港、入国、旅行情報にアクセスできるようになるという。

ユーザは、メッセージやプッシュ・トゥ・トークの音声機能を通じて AI 搭載のチャットボットと対話することができ、将来的にはSlack、Microsoft Teams、WhatsApp、SMS などとの連携も視野に入れている。

運航管理者は、世界中のさまざまな港で、国ごとに違う入国制限を理解する必要がある。SeaGPT は、複数の言語での会話に対応し、乗組員とのやりとりの翻訳やコミュニケーションを容易にすることが期待されている。

Greywing のCTOである Hrishi Olickel 氏によると、SeaGPT のテキストベースの設計は、接続性の制約に対応できるため、SMS や WhatsApp などの低容量のデータ通信で利用が可能だ。

また、Greywing は、SeaGPT が AI の幻覚(嘘をつく問題)に悩まされることはないと約束している。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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