
CAST は10日、直近のラウンドで1.5億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドには、リアルテックホールディングス、肥銀キャピタル、東亜非破壊検査から1.5億円の資金調達を実施した。
これは CAST にとって、2022年4月に実施したリアルテックファンドと肥銀ベンチャーファンドからの4000万円の調達に続くものだ。今回調達した資金は、製油所や大手化学工場へ配管減肉モニタリングシステムを導入する際に必須な防爆規格の認証取得のための開発、導入先拡大のための営業体制拡充に充てる。
CAST は、熊本大学の研究成果であるゾルゲル複合体圧電デバイス技術を活用した耐熱性とフレキシブル性を有する薄型圧電センサーを開発する。高温環境でも壊れず工場配管やタンク等の厚み変化をモニタリングし、腐食などによる配管・タンクの減肉を検知するものだ。
工場老朽化や働き手の高齢化による検査員の不足など、監視不十分が原因の漏洩・爆発事故が年々増加する中で、CAST の超音波センサーを用いてあらゆる場所に取り付け可能なつけっぱなし配管減肉モニタリングシステムによりスマート保安を実現する。
現在は製油所・大手化学工場を中心に、配管減肉モニタリングシステムの PoC 実施を進めている。本格導入へのステップとして防爆規格の認証の取得が必須であることから、今回の資金調達により防爆認証取得に向けた開発及び手続きを加速していくとしている。
via PR TIMES
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