点群データの自動モデリングツールや 3D データや 2D の CAD 図面のクラウド型共有・可視化ツールを開発する DataLabs は10日、プレシリーズ A ラウンドで4.3億円を調達したと発表した。このラウンドには、 SBI インベストメント、JR 東日本スタートアップ、DEEPCORE が参加した。DEEPCORE は前回シードラウンドに続くフォローオン。DataLabs の累積調達額は、5.6億円に達した。
DataLabs は2020年7月の創業。2022年9月には、点群・三次元モデルをベースとしたクラウド型コミュニケーションツール「LinkedViewer」を、2023年4月に業界初の公共工事での適用可能な配筋検査自動化ツール「Modely」をリリースした。同社では、今回調達した資金を既存プロダクトの機能拡充、新規開発、人材採用などに充てる。
建設業界では、労働人口の不足や時間外労働規制の適用除外撤廃、急速に進むインフラの老朽化等、業界における生産性向上が強く求められており、国土交通省も今年度から BIM/CIM(建設事業のデジタルによる共有)原則化を開始した。三次元モデルを活用し、施工時における関係者間の迅速な合意形成だけでなく、維持管理時を含めた建設プロセス全体の効率化が必要となっている。
JR 東日本スタートアップとは、今回の資本業務提携で、コア技術である「点群データの自動モデル化」を活用し、Modely を活用した鉄道建設工事における配筋検査の自動化・効率化、点群データの自動モデル化技術を活用した鉄道構造物のデジタル基盤構築の連携や標準化を進める。
via PR TIMES
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する