シードVCのジェネシア・ベンチャーズが150億円の3号ファンド組成、インド投資など開始

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ジェネシアベンチャーズと出資各社代表

シード・プレシード期のスタートアップへの投資と経営支援を手がけるジェネシア・ベンチャーズは5月10日、新たなファンドの組成が完了したことを公表した。3号ファンドとなるGenesia Venture Fund 3号投資事業有限責任組合が調達した資金は150億円。1号・2号で手がけた日本・東南アジア地域のスタートアップ投資に加え、新たにインド投資も開始する。1社あたりの出資額は初回出資以降のフォローオン(継続出資)も含めて最大5億円で、一回あたりの出資額は5000万円から1億円が平均的な額となる模様。

LP(リミテッドパートナー)として出資したのはキャナルベンチャーズ、Cygames、ベンチャーファンド投資(日本政策投資銀行グループ)、FFGベンチャービジネスパートナーズ、グリーベンチャーズ(GREE LP Fund JP1号)、JA三井リース、産業革新投資機構、三井住友信託銀行、みずほキャピタル、みずほ銀行、オリエンタルランド・イノベーションズ、ウィザスのほか、非公開の国内の機関投資家および個人投資家が含まれる。

ジェネシア・ベンチャーズは日本(東京)、インドネシア(ジャカルタ)、ベトナム(ホーチミン)の3拠点を構え、アジア全域においてスタートアップや事業会社・投資家・行政・非営利団体などと連携し、産業を生み出すプラットフォーム構築に取り組む。その一環として同社はファンドからの出資を問わない、無償の事業成長支援プログラム「Entrepreneurs Academy」を実施している。

2017年に40億円で組成完了した1号ファンドでは助太刀やタイミーなど47社に出資し、2020年の2号ファンド(80億円)からはFastLabelやHOKUTO、Kamereoなど、日本と東南アジア地域において59社に投資している。

via PR TIMES

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